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本作品は一人称で起こった悲劇が語られて往きます。
もはや王道と言えるハイファンタジー世界の世界感。その裏側に迫った1つのエピソード。
ホラーして、ミステリーとて、そしてエッシェイシャルとして完成されたこの中編程度のこの作品。
単純な快楽やよく見るエピソードとは一風かわったこの作品。
もし、貴方が上記のような作品を好んで読んでいたならば、また新たな世界があることを知るだろう。
読了まで一時間に満たない時間です。
さぁ、この35000文字の世界に踏み入れて見ませんか?
おっと、読了後もう一度読み返してしまったらならばそのくくりの限りではありませんね。
しかし、あなたにとって読み返すほどの作品あったならば、それにかけた時間など最早大した問題ではないでしょう────
本作は、言葉をしゃべれない少年と、少女。二人の奴隷の逃避行を描いた作品。
始まりからとてつもないほど重く、目を背けたくなるほど痛々しい。しかし、そんな状況だからこそ二人の奴隷の間に生まれた絆が唯一無二ものとして描き出されている。
描写は丹念で、表現は豊か。舞台設定も細かく、何よりも重苦しい。故に、幕を開ける二人の逃避行がより読者の心を揺さぶるシーンとなるのだろう。
少年はしゃべれず、少女も特別な力など持っていない。非力な二人を待ち受ける脅威は、想像し得ない程厳しいものになるだろう。
物語はまだ始まったばかり。今読み始めるからこそ、この物語により深く感情移入できるのではないだろうか。
是非ご一読を!
本作は、かの有名な推理小説「シャーロック・ホームズ」に異世界を組み合わせた、魅力的かつ斬新なストーリー。
主人公は異世界転生を果たした美少女。ポケットに収まっていた「シャーロック・ホームズ」の推理小説を元に、異世界にてその推理力をいかんなく発揮する。
本作の魅力は、原作を踏襲しつつ、異世界という流行ワードを取り入れて、新鮮味あるストーリーを展開しているところだろう。
ホームズが少女であったり、馴染みある登場人物が亜人だったりと、異世界的な工夫が随所に凝らされ、ユニークな世界観を作り出している。
そして、繰り広げられる推理劇はオリジナルに対してのリスペクトに熱く、とても読みやすくて面白い内容に仕上がっていると感じた。
新感覚の異世界ミステリー。是非ご一読を。
『ひと ふた み よ いつ むゆ なな や ここの たり……』
この町で夜に数を数えてはいけない。この世の者ではない穢れを引き寄せたくなければ……
さて、そんな田舎町が舞台の物語です。特殊な体質の主人公に、呪術を扱う家の麒麟児がヒロイン。子供ならではの視点から、町に潜む怪異と向き合っていきます。やがて彼らは、話題になっている神隠しにも迫っていき……
――というお語なのですが、この作品の凄さは"死角のなさ"でしょうか。冒険・悪霊・呪い・恋・事件・戦闘……。様々な要素がホラーを軸にして、高い完成度で纏まっています。
丁寧に綴られた描写が作品の世界に浸らせてくれ、あなたも等身大の臨場感に感情が揺らされることでしょう。
もし少しでも興味が湧いたのなら、ぜひ他の方が書いたレビューにも目を通してみてください。
私などより、よぽど上手く作品の紹介をされていらっしゃいますよ。
これは"当たり前"となっていた特別に気づき、ありがたみを噛み締める物語
●言葉を交わす
会話とは言葉のキャッチボール。ならば、そこには"相手が捕れる球を投げる"という思いやりがあるんですよ
●感謝を捧げる
あなたは、"ありがとう"を言えていますか? それは感謝を伝える言葉。ならば、そこには"受け取った幸せ"が確かにあるはずです
●誠実な想い
行動を起こすのに必要なのは、気持ちではないでしょうか? もし相手が優しくしれくれたなら、そこには"あなたが送った優しさ"が宿っているのでしょうね
そんな三つを意識しながら、作品に触れてみてください
主人公である"わたし"と、彼。二人により紡がれる物語から、あなたは本当の幸せを知ることになるでしょう
短いけれどとても深い作品です。
最低限の情報のみで構成された絶妙なバランスに、あなたは驚愕するでしょう。たった805文字の中に、濃縮した物語が詰め込まれているのですから。
作品を読む時間より、その後の考察の時間の方が長くかかるのではないでしょうか?
【巧みな描写で表現されたリアルに、小さな不思議が混ざり込む】
絶望の淵に立たされたときに現れる箱。それは、最も大事なものを10年間だけ預かってくれます。藁にも縋る想いで箱に頼った主人公が、10年後に手にしたものとは――
この小説は、小説の体を成した映像作品です
何を言っているか分からない? なら読んでください。それで納得します
もし"あなた"の中に「小説とは○○でなければならない」なんて固定観念があるなら、そんなものは捨て去ってください。新しい娯楽を楽しめない、寂しい人間になりたくないならば
"あなた"は驚愕する事でしょう。文字が絵となり、頭の中で映像として動き出す事に
視点移動が多い? 違います。それはカメラワークと言うんです
会話文の前に名前が付いてる? 当たり前です。脚本でもあるんですから
【全体を通した壮大な伏線は、感動必至】
章ごとに登場する犯罪者。しかし彼らは様々な理由で"法"に守られています。でも、そんな事は許されない。法が裁かなくとも、犯した罪になぞらえるように陰ながら誅する
それが"ダークヒーロー"です
特定の文字を使わずに文を書くこと。
既に難しい。例えばこの文、指示語がほぼ使えません。
石河様の作品の素晴らしいところは、その下で、詩的で、時に切なく、時に甘い恋を、ファンタジーを、SFを。ジャンルの垣根を越えた短編を、洒脱で巧みな文で描くこと。
そして足りない言葉があることが、まるで欠点にならないこと。
作品の中の人物は、何かが欠けている。その欠落と足りない言葉が合わさり、欠けた言葉をむしろ鮮やかに描き出す。
読者の心に、石河様の語らなかった言葉が、いっそくっきりと残ることでしょう。…………あ。
読書感想文と言えば学校における課題の定番だろう。そして、多くの学生にとっての難関でもある。
もしも、その課題が『ドラクエのゲーム感想文』だったら?
簡単に書けると思ったのなら大間違い。ゲームと本、媒体の違いこそあれど感想文という本質に違いはない。
しかし、違うものもある。それは課題に取り組むモチベーション。大嫌いな勉強も楽しければ上達も速くなる。
そう、この作品は『ゲームを題材に楽しく読書感想文について学ぶ主人公』を題材に楽しく読書感想文について学ぶ素晴らしい作品なのだ!これを読めば今年の夏休みは無双できるぞ!
また、この作品は小説の執筆活動においても深く関わりがあると言える。もし勇者が魔王を倒さなかったら。もし自分が魔王だったら。限りなく想像できるIFの世界。これこそが執筆の源泉ではないだろうか?
私はこの作品を小説家になろうの作家にこそ読んでもらいたい。
5億円という大金を渡された主人公の進は、それをきっかけに大きく環境を変化させられます。
これは捉えようによっては「転生・転移」であって、彼は人生の新たなスタートを切る機会を獲得させられました。
しかし、20年強を生きた彼の人格はそう簡単に変わるものでも無ければ、恵まれた環境への移り変わりをすんなりとは受け入れられません。
多くのしがらみもあり、自他共に生きている中で積み重なった「個」を抱え、継続する他ないのです。
緩やかに、それでも確実に変化を受け入れ肯定していく物語。
大きな出来事をきっかけに何もかもが上手くいく第二の人生、そんな作品ばかりで辟易としている方に是非勧めたいです!
彼女、古都実の記憶は0時6時12時18時を境にリセットされ、決して思い出せない。
ノートに日記を書くことで、それぞれの時間帯の古都実へ向けた交換日記を外部記憶装置としている。
ある日、リビングの簡易倉庫の中にいた縄で縛られていた女の子。
あの日、沼に投げ入れた。白い欠片と黒い糸屑の混じった肉団子。
その全てを忘れ、しかし言葉にできない違和感を抱く彼女の前に、二人の高校生が現れる。
天使のような、死神のような二人に出会い。
彼女は死んで生まれ変わる。
この物語の話の冒頭の多くは、古都実の見覚えの無い場所から始まる。
それがどこか清々しく新鮮にすら思え、面白く感じるのだから不思議だ。
彼女の結末は、一見すると素晴らしく幸せで、しかし凄まじく残酷な終局を迎える。
あなたはそれを許せるだろうか。それとも許せないだろうか。
彼女の、いや彼女達の、幸せで残酷な結末を、是非見届けてほしい。
このお話は個性的な四人の少年少女達が何故か出られない夜の学校にいつのまにか集まった所から始まります。
そしてそこから始まる謎解き型デスゲーム。
四人は協力しあい助け合い、時には足を引っ張って時には自己犠牲精神を発揮して、謎解きを進めていきます。
個性的なキャラ達と摩訶不思議な現象のコラボレーション。
読めば読むほど引き込まれていきますのでくれぐれも最初のほうで切らないように。
また地の文の書き方が少し独特で、第三者目線で優しく丁寧に書いてあります。
・・・・・・・・
────どうしてわざわざ、
・・・・・・・・・・・・・・・・・
そんな書き方をしているのでしょうね。
現世で不幸と言える境遇だった主人公瀬上真人。事故に遭い転移する、と言ったお決まりのパターンかと思いきや、転移したのは「死ぬ予定である少女の頭の中」。
女神によると、真人の不幸を憐れみ転移させたとの事だが、脳内転移した少女「雪」との不思議な共有生活を続けるうちに、本当に自分は幸せになれるのか?と疑問に感じる真人。
それ程に雪の境遇は悲惨で、自らも不遇な前世だった真人は、彼女のその境遇に同情し怒りを覚える。
後半チートスキルを得たり、様々な仲間と出会ったり、多少のラブコメ要素もあるのですが、よくある異世界モノとは全く違います。
世界観は「仮想江戸」。それも物語に不思議なスパイスを効かせてくれます。
事前設定が長いのも、この後続く全てのフラグであり、ライトノベルとカテゴライズするには勿体無い、文章力も長けている、読みやすく続きが気になる良作です。
タイトル通りです。とてもフザケたお話しながら妙な中毒性のある怪作です。
ストーリーは伝説のスナイパーである『ゴッドスナイパー鬼道99』が、ある日アメリカの諜報機関CIAから秘密の狙撃依頼を受けて──、というシンプルなもの。
しかし、そのシンプルなストーリーにこれでもかと冗句が織り交ぜられています。
タイトルからも察せられるように、ある種のテンプレが背景にあるが故のツッコミ不在の暴走特急。しかし登場人物はどこまでも真剣で、それがまた滑稽に映ります。
短編小説としてもオチまでキレイに纏まっており単純な完成度も高く、テンプレ通りの進行かと思いきや最後に(バカバカしい)裏切り展開もあり、盛大に噴出させてもらえます。
真剣に書かれた全力の冗談を見てみたい人には是非ともオススメします。
小気味いい文体は飽きさせず、フザケた世界に連れて行ってくれること請け合いです。
左右(両利き)でフリーキックを蹴れるなど、惹き付けられる能力を有している主人公!
序盤の大口なインタビューとデビュー戦(途中出場からの)でのフリーキック4本(オリンピックゴールを含む)を決めるというインパクト絶大なゴールで、読書の心は鷲掴みにされることだろう!
世間の注目を集めた大吾に、オーナーは先発起用を監督に強要したようなもので、父親である監督は大吾に左ウイングでの起用を伝える。
左ウイングは大吾が憧れるイニエスタが経験したポジションで、彼の映像をその日から目に焼き付ける大吾。どんな布石になるのか楽しみだ。
あとがきには、選手解説やサッカー用語の説明があり、サッカーを知らない人をも引き込む要素が散りばめられてる。
作者様の閃き(ファンタジーア)が光るこれぞヒューマンサッカー物語だ!
そこの四代目の親父であるエイヒムは元用兵である。
舌はいいが、料理はからっきし。
耳は肥えてはいるが、楽器もからっきし。
そんな親父のとある言葉に人生を変えられた吟遊詩人がいた。そしてその言葉はたくさんの人へと影響を与えていく。
幸せで胸をいっぱいにさせてくれるラストに思わず顔がほころんでしまうでしょう。
きっとあなたもこの頑固親父が好きになる。
挙げ句の果てに何者かによって階段から突き落とされて命を落としてしまう。
けれど彼女は野良猫だと思っていた友達の天使に6ヶ月だけ延命をしてもらう。そして開き直った彼女は『今度こそは後悔しないように生きる』ことにした。
そう、この話は生き返ったところからスタートするのです。
6ヶ月という長いようで短いタイムリミットの中、三葉が送る学園生活はまさしく青春そのもの!
友情も恋愛も魔法もバトルも全部詰め込んだ、三葉という一人の少女が生きた証のような一作です。
きっと最後には涙が止まらなくなってしまうことでしょう。
けれど不器用でも強くて優しい彼女のことを大好きになっているはずです。
トコトコとやってきたその猫は早苗の前でパタリと倒れてしまう。
けれどそれは寝たふりで――
寝たふりがお得意の猫、ミントが連れてきてくれたのは土日のみ営業する『週末カフェ・ねこみんと』とその店主のハッカさんとの出会いだった。
『ねこみんと』で出されるハーブティーはどれもお客さんを優しく包み込んでくれるものばかり。
読んでいてこちらまで癒されること間違いなし!
まったり日常系・ギャップ萌えをお探しの方はきっと楽しめることでしょう。
そして何よりお疲れの方は是非『ねこみんと』に足を運んでみてください。
あなたもきっとハーブティーを飲みながらほっと一息つけるはずです。
けれど違った。
主人公である川辺誠は確かに作家である。期待した通りの担当さんだっている。
けれどもう一人、絶対に忘れてはいけない人物がいる。
田口五郎である。
彼はこの話の核といっても過言ではないだろう。
田口五郎はヤクザの組長だ。そして川辺の書く任侠小説のファンでもある。
田口は『最高の執筆環境』を与える代わりに『作家川辺誠の最高傑作』を読ませるという取引を持ち掛ける。
はたして川辺は田口が納得する傑作を完成させることが出来るのか!?
小説を書いたことが一度でもあれば憧れるであろう環境の中で、川辺に立ちふさがるのはジリジリと迫り来る締め切りとアクシデントの数々!
ハラハラドキドキさせてくれること間違いなしの一作です!
源氏物語と言えば、平安時代のチーレム男、光源氏の女性遍歴が書かれた、つまらない話だと思っていませんか?このシリーズを読めば、あなたのその先入観がきっと変わります。
桐壷の更衣vs弘徽殿の女御を書いた「源氏物語:零」、その続編「源氏夢想譚」。そして、弘徽殿の女御の孫、女三の宮を主役に据えた第三弾が本作品です。
原書と展開は同じなのに、女性達が織り成す想いや言動が、この作者の解釈では、実に活き活きと能動的に描かれます。
姿形も言動も人形のような女三の宮が実は知性と豪胆な気性を隠し持っていたら。
緻密に計算された行動の元、光源氏の牙城を削っていく女三の宮。最終話での対峙では「よく言ってくれた!」と喝采を送りたくなる事でしょう。
切ない片恋相手や、艶めく父、個性的な女房達も物語を彩ります。
「これを学生時代に読めば、もっと源氏物語にも古文にも親しめた」と思う人も少なくないはず。
主人公の恋人はとある不幸に見舞われてしまいますが、主人公の『幽玄の美』における考え方によって、希望を見出すことができ、二人の新たな芸術が始まります。
本作で私が特に良いと思ったのは、その主人公の考え方です。主人公は墨の濃淡のみで描かれる水墨画に『幽玄の美』を見出します。
水墨画の良さを恋人に重ね合わせて、新たな可能性を見出したところは大変素晴らしかったです。
恋人に訪れる不幸や主人公の『幽玄の美』における考え方等をあまり詳しく書いてしまうとネタバレになってしまうので、是非本作を読んで確認してみてください。きっと「ああ、美しい」と唸ることでしょう。
地上に降り立った際、幼い悪魔の娘に魅了された愛の女神。
彼女がその娘を天界へ連れ帰り、大神の怒りをかったことを発端に、壮大な物語の幕が開かれます。
天界の均衡が崩れ、落ちた神々の生命は人に姿を変え、過去から未来へと続く時の流れの中で、多彩な人間ドラマを繰り広げてゆくのです。
巡らされる策略。思惑。別れ。叶わぬ恋の行方。そして鬼気迫る戦闘……翻弄される登場人物たち。
物語を織りなすキャラは、美男の剣士や麗しい姫など。どの人物詳細な設定があり、個性的で魅力に溢れています。
そして作者様の巧みな描写により、美しくもどこか物悲しいこの世界に降り立ち、彼らと共に物語を体験してしているような錯覚に陥り、一度読み始めたらのめり込んでしまうことでしょう。
発動された『女神回収プログラム』
過酷な運命の果てに、女神は何に微笑むのか。
今までにないお話を求めている方に、是非おすすめしたい作品です!
とある女子大に伝わる都市伝説『ドッペルゲンガー』
大学に住んでいるドッペルゲンガー。
遊びたい人間と同じ姿になって、本人の肩を叩く。
その人が振り向いてドッペルゲンガーの姿を認めた瞬間呪いが成立する。
呪いをかけられた人はドッペルゲンガーを捕まえないと殺されてしまう。
タイムリミットは24時間。
私はそんな下らない都市伝説、全く信じてなかった……
しかし、呪いで殺されるのを見て本当だと気づく。
そして
肩を叩かれた、私は振り向く。
『わたし』がいた。
毎日鏡で見ている『わたし』は、私に向かって
ねえ、鬼ごっこしよう。
始まった命がけの『鬼ごっこ』
二転三転するどころか、何度も振り回される。
捕まらないドッペルゲンガー。
死の恐怖とタイムリミットが迫ってくる。
ドッペルゲンガーを捕まえられるのか……!
ドキドキとページをめくる手が止まらない!
美少女じゃなくても魅力的な女の子がいっぱい登場する異世界ラブコメ小説。
さて皆様、突然ですが、なんで異世界主人公のハーレムメンバーは美少女ばっかりなの!?って思われたことってありません?
別に美少女じゃなくても可愛いくて魅力的な女の子はいっぱい居るじゃん!
これはそんな考えから生まれた作品です。
これまで女の子にモテたことのない主人公は、念願の異世界行きを果たします。
「異世界と言えば美少女との交流がある!」と期待に胸を膨らませる主人公ですが、現実は厳しいようです。
この小説には一般的な美少女はあまり出てきません。
筋肉ムキムキだったり、異種族だったり、ふっくらだったり、ポンコツだったり……
でもそれがどうしたの?
美少女じゃなくても可愛いくて魅力的な女の子ばかりだよ!
お調子者でツッコミ体質の主人公とヒロイン達のちょっと変わった異世界生活物語。キャラ同士の掛け合いやセリフのセンスも秀逸です。
大体コメディ時々シリアス。良異世界ラブコメディです。
任天堂の成功方針の一つに、故・横井氏の「枯れた技術の水平思考」というのがある。
ざっくばらんに言うと、枯れた技術、即ち定番とも言える技術を、水平思考、誰も使わないであろう方向に使うことによりとてつもない逸品を生み出す、という戦法である。
言うは易く行うは難し。誰も考えつかないものだからこそ、成功するのである。
この作品の場合、枯れた技術はファンタジー系と歴史改変系。
水平思考としては、歴史を改編する際に、ローファンタジーとして改変するという度胸。
願わくば、この世界でこそ、アメリカの滅亡という正しく輝かしい未来があらんことを。
主人公「えーくん」が魔道学校を卒業し、与えられたスキルは「即死」。それは記憶を残したまま、数秒前の自分に生き返る事が出来る、不思議な能力。
だが、実戦に役に立たないと分かるや否や、周りからは落ちこぼれの烙印を押される。
抑圧された家庭環境の中、裕福な人間ばかりが入学する魔道学校でも苛まれつつも、卒業しスキルを手にすればギルドに入る事出来、活躍できるかと思いきや、それも叶わない。
同じく蛮族の烙印を押され、差別されていたシャギア族のミアと出会い、お互いの環境を作った国を滅ぼそうと画策する。何度も死に戻り、自らのスキルを活用して必死にもがく二人。
コミカルな言い回しと、いい意味で期待を裏切る斜め上の展開。主人公とヒロインの今後も気になりますし、何より一話数が少なく、テンポも良いので読み易いです。
普通の異世界モノに飽きた方は、きっと楽しめる良作です。
本の手触りは、お好きですか?
すぐに既読か否か分かるラインとは違う。
文通のもどかしくも焦がれる気持ちは、お好きですか?
大人になって、勢いでは動けなくて。
人生を重ねた分だけ腰が重くなって、それでも誰かを好きになるのは止められなくて。
切なくすれ違う想いが重なるのを信じて、どんどん読み進めていました。
スマホで読むうちに、本の手触りが浮かんだり。
大切な人に、素直な気持ちを伝えたくなったり。
派手なアクションがある訳じゃない。
けれど、静かに、密やかに、確かに込められた熱い想いを感じられました。
目覚めると、そこは異世界。
ただし、ドラゴンやゴブリンが闊歩するファンタジックな世界ではありません。
アキヒロがいた現世界から四百年ほど遡った時代のパラレルワールドでした。
異世界の沖縄ーー琉球王国には魔法が存在します。
一緒に転移してきたバイクは意志を持ち、会話もできます。
アキヒロとは異なる時代からの転移者たちもいます。
そして、琉球王国は滅亡の危機に瀕しています。
現世界と同じ歴史が繰り返されるならば、五年後には薩摩の島津により琉球攻めがはじまるからです……
アキヒロたち転移者は、なぜこの世界にやって来たのか?
異世界の琉球王国はこれからどうなっていくのか?
すべての謎はこれから明らかになっていきます。
本作は異世界の琉球王国を舞台とした架空歴史戦記。
時代を生きた者たちの熱い息吹を、皆さんも感じてみてはいかがでしょうか。
見た目も平凡そのもの。
フッッツーで平和な日々を過ごしています。
ある朝突然、小林拓郎は 異世界に紛れ込んでしまいます。
頼んでもないのに《某汎用○型決戦兵器》的な機械っぽい体まで手に入れてしまいます。
《コバヤシ・タクロー》となった小林拓郎は、迫りくる世界の《終末》を防ぎます。
すこいぞ、コバヤシ!
やったね、タクロー!!
なーんてあっさりした展開にはなりません。
彼には《コバヤシ・タクロー》の記憶がありません。
幼なじみを自称する美少女も見たことありません。
敵との戦い方など、当然サッパリです。
しかし世界はコバヤシを放っておいてくれません。
突然湧きおこる\KOBAYASHI/コールに戦場に駆り立てられます。
彼の無双は始まったばかり。
いまのところ、本作はアクションよりギャグが多めです。(笑)
日々、素人物書きが書いた原稿モドキの書籍化に向けて奮闘します。
「そんな「私」が相手する作品群は、並大抵のモノではありません。
怪しげな専門用語が羅列された「闘病記」。
なにを言いたいのかサッパリ分からない「恋愛小説」。
読解困難な「スペースファンタジーポエム」などなど。
ときには、「私」は作品の圧倒的な破壊力に打ちのめされてしまいます。
「アホなことを言うんじゃない」と顧客である著者を叱責することも、たまーにあります。
本作では、そんな「私」の編集者ライフがコメディタッチに描かれています。
物語が妙に生々し……リアルだと思ったら、作者様は出版業界に造詣が深いお方のよう。
なるほど、納得致しました。
最後にひと言。
「感想欄」の作者様の回答は真摯でありながら軽妙で、本作と同じように楽しく読めるのもスバらしいです!
主人公シャーロットはギルドの受付嬢。
彼女は『美文字』などの事務系スキルを駆使し、日常業務をこなします。
けれど、シャーロットの前にあらわれるのは「普通」の冒険者ばかりではありません。
無法者や密売をたくらむ盗賊、果ては魔王まで様々。
「普通」の受付嬢なら手に負えないでしょう。
ご安心下さい。
我らがシャーロット嬢は「規格外」です。
彼女の『障壁魔法』は、無法者どころか魔物も群れごと跳ね返します。
もはや「壁ドン」ならぬ「壁どーん!」です。
誰が呼んだか『壁張り職人』。
愉快な称号は、乙女にはちょっと酷かもしれません。
でも、大丈夫。
我らがシャーロット嬢はモテモテです。
といっても、ダンスパーティーにあぶれるような男たちにですけどね。
緻密な設定とオリジナリティー溢れるストーリー。
受付嬢シャーロットの物語を是非ご一読下さい。
文章、戦闘描写は丁寧であり。丁寧であるがゆえに作品としては年数をまたいでいます。
しかし、そこにあるのは妥協しない作品であり。その熱は読めばきっとわかる人にわかる作品だと思います。
バトル物でおススメしても間違いがない作品であり、知っている人からすると良く研究されている作品です。
ですので、このレビューを見た人に言います。
【てつはあついうちによめ】
幸い、私はあついうちに出会うことが出来たようです。
僕は、小説の登場人物って、すごく興味深いものだなぁと思っています。
小説を読むと、作者の想像力によって生み出された多彩なキャラクター、自分では想像もできないような発想をした人物をたくさん見つけることができます。
では現実には興味深い人間は居ないのかというと、そうでもなく。
現実の人も、ひとりひとり個性が違って大変に興味深いもの。
そんな興味深い現実の人間のなかで、歴史に残るほど飛び抜けた面白い(または興味深い)エピソードを残した人を紹介してくれるのがこの作品。
主人公は職を転々とする男性。
この男性の目を通して、読者はびっくり人間を目にしたり噂を耳にしたりします。
作品はフィクションを交えて物語に仕立て上げられているのですが、実はそのびっくりな人達はみんな実在の人物がモデルになっているそうで。
世の中にはいろんな人がいるもんだなぁと物語を読みながら楽しく勉強させてもらえる作品です。
生徒会長最有力候補、『女王』と呼ばれる女子生徒が、実は万引き常習犯だった――?
これほどまでに先の気になる1話目の引き込みに出会ったのは久しぶりでした。
生徒会長選をめぐり繰り広げられる立候補者陣営同士の駆け引き、スキャンダルを狙う元新聞部の記者との攻防など、主人公を取り巻く高校生たちが互いに火花を散らすさまは非常に読みごたえがあります。
次々と提示される謎、地道に積み重ねられた捜査に裏付けられた推理。まさに学園ミステリーというにふさわしいでしょう。
万引きの噂は本当だったのか?
彼女はなぜ『女王』と呼ばれるようになったのか?
情報をリークしたのは誰か?
捜査の過程で浮き彫りになる主人公の過去と合わせて、ぜひ謎解きにもチャレンジしながら楽しんでいただきたい作品です。
武家の跡取りである少年は、ある日不思議な美貌の青年と出会う。それこそが少年の運命を変える出会いでと言えた。
古代中国を時代を舞台に、美しく彩られた風景描写は素晴らしく、ラノベにはない読み手応えがある。
過去に実在した千年妖狐がなぜ今も生きているのか?
ボジュンと名乗る美しい青年は一体何者なのか?
ジシェンはこれからどう将来を進んで行くのか?
ボジュンのぶっとんだ趣味から、主人公二人の掛け合い。傍観者を決めるヒロインなど、濃いキャラが印象的な本作は、ラノベのような読みやすさを残しつつも、一般文芸作品を求める大人な女性に読んでほしいと思います。
中国の妖怪も出てきているけれど、今のところメインは三人だけのよう。最初からメインとなる登場人物が多くなりがちな中華作品だけど、人数が少ないので読んでいて安心できる。
中国の風景をともに味わってみませんか?
これは狂おしいまでの愛の物語です。
ランスさんもアーサー君も狂おしいほど愛し合っています。
諦めを知らないアーサーの姿に感銘を受け、もう一度頑張ることを決めたランスさん。
一方冒険者の見本の様に思い、父にも似たランスさんを敬愛するアーサー君。
互いを思いやり腹筋に励む姿は、時と距離を超え結ばれていると言っても過言じゃありません。
もし二人が出会い産まれる愛の結晶はどんな惨劇なのでしょうか?
考えただけでもボクのなかの男の子がドゥーンときて私の中の女の子がキュゥンと来ること間違いなしです。
また作中ではひたすら腹筋シーンが繰り返されます。
ランスさんに憧れた少年も腹筋に励むようになります。
これを読んだ方の腹筋も鍛えられること間違いなしです。
私もこれを読んで腹筋が鍛えられ、前日比-200gの減量に成功しました。
ダイエットにもお勧めです。
ミステリーを読みたい!読んでみたい!
という方は私もそうでしたが、
「ミステリーは色々と話が長そうだから読めるかな?」
「場面やトリックが複雑そう」
などが悩みだと思います。
ご安心ください!「蒼い花(ティアラ)は誰が為に」はそこを解決した読み易い内容です!
定期的に行われる身分の違う女子会のような食事会があり、皆そこで楽しくお喋りをしています。
その際、誰かの発言が軽いミステリー話となり、女性メンバーで食事をしながら謎解きが行われます!
謎を解くのは誰なのか……
今のところ、2~3話ずつで一回の夜会なので非常にライトミステリーで読み易いしキャラクターがかわいいです。
この作品を読んで、皆様もこの一室のみで完成する謎解きの食事会に参加しませんか?
主人公は豊臣秀繁。
え? 誰?
正解は、子供をもうけなかったはずの秀吉と正室の寧々との間に、もしかしたら居たかもしれない嫡男として遡行転生した人物です。
知らなくても当然、本来いないはずの人物なのですから。
完結に内容を紹介すると、秀吉がイケイケだった時代に跡取りとして知識チートを持った息子がいたらという、今までありそうでなかった視点での歴史Ifストーリーです。
秀繁の正室に明智光秀の娘を迎え入れて本能寺の変以降も明智遺臣を配下に加えて活躍させていたり、本来討ち死にしていた筈の戦国武将が秀繁に助けられ惚れこんで仲間になったり、逆に勝利を収めるはずだった家康を下したり……
対外戦の武将たちだけでなく、鬼才を如何なく発揮していく息子と確執を持ち始めた父秀吉と歳の離れた弟秀頼との関係からも目が離せませんっ。
私は、小説を読む際に必要なのは「しがらみにとらわれないこと」だと考えています。
周りの意見がどうとか、小説の作法がどうとか、そういう考えを一旦シャットアウトし、真摯に作品と向き合うことが重要です。
すばらしきアッシュは、評価が難しい作品です。小説の作法どころか日本語の使い方からおかしい。
でも面白いんです。必要最小限の描写なのにしっかり情景が思い浮かぶし、何よりもキャラが活き活きとしている。
特の文体とテンポ感は、圧巻の一言。
この作品は文学の最先端です。
ですが小説内の荒唐無稽でバグったような文章は、最先端でありながら一昔前のフリーゲーム界隈を彷彿とさせるノスタルジックな雰囲気も併せ持っています。
皆さんには、しがらみにとらわれずにアッシュを読んで欲しいです。
そうすれば、なぜこの小説が私の心をとらえて離さないのか、理解していただけると思います。
最初の冒頭で主人公が『敬語』を使うのは凄く印象的でした。
堅苦しい敬語を使う空音は役所の仕事をしており上司にも敬意を払っているところから、真面目な性格の持ち主だなぁ、と思いました。
他の村へ行こうとして道中へ歩いていると突然怪物が現れて空音を襲います。
空音は体を貫かれ意識が朦朧としていましたがそこに現れた謎の少年によって助けられました。
一時期はどうなるのか?と思っていましたが助かって安心しました。
謎の少年に助けられた空音は最初は困惑しますがこれもまた可愛いです、敬語少女が困惑するのは良い物です。
話の内容からすると空音は美人じゃないのか?謎の少年はイケメンなのか?と色々考察したくなるほどです。
途中主人公の視点が変わり話的に大丈夫か?少年も敬語なのか?と心配をしていましたが大丈夫でした!
読みたくなります。
この物語ではトイレに立て籠もった犯人と、その犯人を完全包囲した警察によるやりとりが、終始、繰り広げられています。
登場人物たちは全員いたって真剣。その分、読んでる側は笑いが止まりません。
タイトル、あらすじ紹介、冒頭。
情報開示がスムーズで丁寧です。全自動水洗のごとき流れです。
おかげで一行目から
「いやいやいや。立て籠もりの理由ってアレだろ、アレ」
とツッコミたくて、仕方ありませんでした。
警察モノといえばコレだね! という台詞も、ばんばん出てきます。期待を裏切りません。
一行目でクスっときたら、終わりまで楽しくて一気に読めますよ。あらすじから読むことを、オススメします。
この作品に登場する人物はみんな真面目にふざけてますw
基本的には「おもろいからやっちゃお☆」のノリなんですけど、いかに面白くするか、みたいなことを考えて、ちゃんとふざけてます。
そんで、ちゃんとふざけた結果、すごいイノベーションが起きてます。イノベーションって「起きる」であってます?
わかんないけど、とにかくイノベーションしてます。
最初から最後までシュールな笑いで突っ走って、ゴールテープきったあとも走り続ける感じのテンションがめっちゃ笑えました。
休日のちょっとした時間に笑える短編求めてる人、ぜひこれ読んで下さい。おすすめです。
――ねぇ、なんで人を殺しちゃいけないの?
私は人を殺した。
事故に見せかけて人を殺した。
皆は事故だって思ってくれたようだ。
でも、とある刑事が私の前に立ちふさがった。
果たして私は逃げ切ることができるのだろうか。
本格ミステリー作品。犯人視点で語られる事件。
多くのミステリーは、”誰が殺したか”を推理するが、この物語は、
”どうやって殺したか”、”なぜ殺したか”を追いかけていく。
徐々に明らかになっていく事件の全貌。
トリックや動機は何なのか、なぜ彼女は人を殺さなくてはいけなかったのか。
3万文字に詰め込んだ一つのテーマは重くて切ない。
本格ミステリーを味わいたい方は是非読むことをお勧めします。
川尻清子の告白から始まるシーン。
彼女はここで、沢山の賛辞を学校の関係者達に浴びせる。だが、その賛辞は、向けられた者達にとっては、単なる事実(一部事実ではないが)であり、明かされたくない秘密であった。
HIVと言うセンセーショナルな告白により、性に侵された学生達は混乱する。聞こえの悪いその病気に、彼らも感染している可能性を含ませ、川尻清子は学校を後にする。
これは彼女の復讐なのかどうなのか。何が目的でそうしたのか。そもそも、その舞台はどうやって用意されたものなのか。
沢山のフラグが立っていて、読者としては先が気になる作品。これぞ埋もれた良作でしょう。
人気のない街で、腹ごしらえ程度でたまたま立ち寄ったラーメン屋が、思った以上に旨かった。そんな出会いを感じさせる小説です。
これから展開が色々あるのでしょうが、是非完結まで続けて欲しいですね。
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