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あなたの小説をピックアップ!

スタッフが毎週ネット小説大賞応募作品から気になる作品をピックアップいたします。
原則選考とは無関係ですが、より多くの優れた作品を多くの方の目に触れていただくことは、ポイントに関係なく参加できる当コンテストの目的のひとつでもあります。
週1~2回程度の更新をおこなってまいりますので、ぜひご期待ください。

※コンテストではコンテスト参加作品のユーザーピックアップ作品も募集しております。
ピックアップしていただいた作品は可能な限りコンテストで取り上げる他、外部広告でも取り上げる場合がございます。
お勧めの作品がある方は、推薦理由を添えてお問い合わせください。
※推薦理由は作品紹介時に掲載させていただく場合がございます。
お問い合わせ先:novel_narou@crowdgate.co.jp



または、ネット小説大賞公式ツイッターまでご報告くださいませ!

また、もしお勧めしたい作品がコンテストに参加されていない場合は、
作者様の迷惑にならない範囲で当コンテストの紹介をしていただけますと幸いです。

運営感想ピックアップ!

君の魔法と庭師の秘密

タイトル
君の魔法と庭師の秘密
作者
あこたマン
あらすじ抜粋

 突然異世界に飛ばされて早半年。
 サキは、拾ってくれたセルネイと共に王宮庭師として働く毎日を送っていた。
 そんなある日、サキが寝泊まりしている部屋に見知らぬ騎士が不法侵入していた。
 その騎士は突然「眠い」と言いだして勝手にサキの寝台で寝てしまう。
 騎士が誰だか分からないサキは、仕方なくそのまま寝かせることにしたのだが……。

スタッフコメント抜粋

 異世界で庭師として働くサキの一生懸命な姿や世界観、登場人物の魅力が、
 すっきりとした文章表現でまとめられており、物語に引き込まれます。
 不法侵入していた『彼』との出会いも印象的ですし、そこから続く追いかけっこも、
 サキの視点で楽しく読み進めることができました。
 逃走劇が追跡劇へと変わっていく時、『彼』の謎を解こうと行動を起こした時などは、
 緊迫感とともにサキや『彼』、そして周囲の人々の心情も良く伝わってきます。
 それぞれが抱く感情はどれも共感でき、立場や性格がしっかりと描かれ、魅力的な作品だと感じました。
 今後の創作活動を応援しております。

コッコ伯爵の冒険

タイトル
コッコ伯爵の冒険
作者
烏屋マイニ
あらすじ抜粋

 お腹を空かせて死にかけていたスズメのチュン太は、コッコ伯爵を名乗る立派な雄鶏に命を救われる。
 囚われの身の伯爵を哀れに思ったチュン太は、彼を鶏小屋から救い出し、彼の家臣となって冒険の旅へと誘う。
 人間の追っ手から逃れ、冒険の旅を続ける二羽だが、安住の地と定めた公園で、伯爵はついに捕らえられてしまう。
 チュン太は再び虜囚の身となった伯爵を、カラスのヤスケに知恵を借りて救い出すが、
 彼らが逃げ延びた先は、かつてコッコ伯爵との戦いで片目を失った、恐ろしい白イタチの棲む森だった。

スタッフコメント抜粋

 自らの運命を十分すぎるほどに知りながらも、誇りを失わず気高く生きるコッコ伯爵は鳥族の鏡ですね。
 チュン太が憧れを抱き、臣下となることを望んだのも納得です。
 飛べない鳥であるコッコ伯爵が、知恵と機転で様々なピンチを乗り越えていく様は爽快でした。
 コッコ伯爵と共に行動することで成長し、
 徐々に逞しくなっていくチュン太には、コッコ伯爵とはまた別のかっこよさを感じます。
 ヤスケやチップ軍曹といったキャラクターもとても魅力的で、彼らから見た日常の風景が面白く興味深かったです。
 自由を手に入れたコッコ伯爵とチュン太の未来は、
 きっと素晴らしいものに違いないと予感させるラストシーンには胸が熱くなりました。
 今後の活動を応援しております。

ナウザーの冒険者

タイトル
ナウザーの冒険者
作者
タンガロア
あらすじ抜粋

 剣と魔法の世界ナウザーへようこそ。
 あなたはテンプレな異世界トリップでこの世界にやってきました。

 あなたは、このナウザーで、かつてない冒険を体験することになります。
 そして、その冒険が終わったとき、あなたは一回り成長した自分を発見するでしょう。
 さあ、勇気を持って冒険への第一歩を踏み出して下さい。

スタッフコメント抜粋

 RPGの感覚で気軽にジョブを選ぶと、
 本格的に冒険へ出発する前にゲームオーバーになってしまい思わず笑ってしまいました。
 ゲームオーバーの理由がまた愉快で、一本取られたような気にさせられました。
 いくつか「SELECT」する場面がありますが、プレイヤーである読者に選択の余地はほとんどありません。
 どこまでも力技で、背中をぐいぐい押されて物語を進行しているかのような感覚が新鮮であり、
 とても爽快でした。
 「そうですよね!」と問われたら、もちろんですと答えなければならない魅力が、
 この物語にはたっぷりと詰まっています。
 今後の活動を応援しております。

暁のオーガヴァル

タイトル
暁のオーガヴァル
作者
かえる
あらすじ抜粋

〆――世界の脅威となりつつあるラス皇国の勢力が、アスーニ大陸を覆わんとする時代。
常人より勝る戦闘技術をもつ青年リアンと、自称大魔術師であり付き添い人シャルテの逃亡劇があった。

何やら思惑がある様子の彼らの目的は、飛行船にて隣国へ渡航すること。
だが事は上手く運ばず、訪れた街の反乱分子との関わりが大きな波紋となって広がってゆく。

世界には、暁騎士《オーガ》と呼ばれる、今や伝説の強者の称号が在る。
そのオーガと噂される皇国の敵将ゾルグとの対峙を経て、街の戦乱は激化していった。

革命を掲げた反乱と「魔力炉襲撃」作戦。
その騒乱に飲み込まれ、リアンとシャルテは目にしてしまう。

暁騎士と似て非なる虚騎士《ロキ》の顕現。
青年リアンは暁騎士の象徴である「カタナ」を烙印騎士として振るい戦う。
そして、その結末が街の未来へと繋がる――〆

スタッフコメント抜粋

家畜の鳴き声の質問や戦いに関する考え方など台詞回しがかなりウィットに富んでいて読んでいて面白かったです。
一方で子供は子供らしく自分の世界を絶対なものだと考えているところに
登場人物の性格をよく反映していると思いました。
また作品の雰囲気も大きな戦いを前にする不安感がよく表現できています。
特に市民が不安感を抱えている一方で兵士は取り締まりを強化する動きを見せているというところが
良い対比になっています。
これからどのように話が進んでいくのか楽しみにしています。今後の創作活動を応援しております。

悪悪日々本列島

タイトル
悪悪日々本列島
作者
nekoko
あらすじ抜粋

かつて日本だったと思われる土地で起きるできごと、そして、新しい世界。

スタッフコメント抜粋

落ち着いた独特の雰囲気が良かったです。
序盤の流れからこの世界には主人公とナイチンゲール2人しかいないのではないかとさえ感じていたので、
学校の話になり担任教師が出てきた時には驚きました。
また教室の話になってすぐに昼と夜の2つの世界があることを説明しているところも良かったです。
お陰で序盤のシーンは夜の世界のことなのだろうと推測が立てられました。
2つの世界の説明に時計を使ったところも良かったです。
おかげでどうして世界が2つあると観測できたのかという疑問できました。
今後の創作活動を応援しております。

未熟なドラゴンテイマー

タイトル
未熟なドラゴンテイマー
作者
遠藤晃
あらすじ抜粋

一姫は霊や霊獣が見える不思議な少女。
その力と不思議な容姿から周りとうまく馴染めない一姫は、最愛の祖母が死んだ日、
突然現れた蒼龍によって異世界に連れてこられる。
いきなりの異世界でオークに襲われていたところを半竜の少女─ルキアに助けられる。
封印された邪神の復活により、蒼龍は伝説のドラゴンテイマー、レナーテを探していた。
でも連れてこられた一姫は人違いで、帰る術のない一姫は伝説のドラゴンテイマーの代わりに竜使いになることに。
自身が、邪神との戦いで鍵となる竜を使役できる唯一の存在であるドリアスであることを知った一姫は、
自身の存在に悩みながらも戦う。
邪神に対抗すべく作られた半竜のルキアと未熟な竜使いの二人が力を合わせて戦う物語。

スタッフコメント抜粋

主人公ではなくヒロインの方が異世界からの転生者というのは面白いと思いました。
ヒロインに自分の世界のことを説明する中で、
主人公が自分の持っている能力の使い方を見つけるというのは演出として面白かったです。
運命的な出会いや人としての成長を感じました。
また戦闘シーンも迫力がありました。単純に魔法をぶつける、
竜をハイオークにけしかけるというだけではなく魔法や竜、
怪しい新兵器など使えるものは全て使ってハイオークを撃退したところが良かったです。
勝利の雄たけびの時にはその場にいる人物の心が一つになったような一体感を感じました。
今後の創作活動を応援しております。

鳥の夢

タイトル
鳥の夢
作者
谷口 由紀
あらすじ抜粋

一九四二年。鳥人のリドリィと、地上人のルサルカは、
学徒動員によって「大祖国」と「新帝国」との争いに身を投じることになる。
リドリィは斥候兵として、ルサルカは狙撃手候補生として、それぞれの戦場に赴く。
 ……遠い未来。鳥と、人。
 空から地上を見下ろしていた〝鳥〟たる者の意識は、
 地を馳せるものたちの魂が、心の翼を得て地上から巣立っていく姿を見る。
 武器ではなく、言葉を掴むことを、ふたたび見る日を夢見て。

スタッフコメント抜粋

負け戦らしい重苦しい空気が良く出ていると感じました。
その中でも主人公の機転を利かせた伝達の言い回しはリアリティがあり良かったと思います。
特に死守という命令だけを伝達するわけではなく、
後続の存在を教えることで生き残る可能性も示唆しているところが良かったです。
また戦後の話としてルサルカだけではなく彼女の家族の処遇に関しても言及してあるところが良かったです。
時間が流れ民衆レベルではルサルカの家族に対しどのような憶測が飛び交うようになるかは分かりませんが、
言葉を手にした主人公達なら有効に使ってくれるだろうという気持ちにさせてくれます。
今後の創作活動を応援しております。

俺のスキルで他人のオ○ニー回数が覗ける件について

タイトル
俺のスキルで他人のオ○ニー回数が覗ける件について
作者
tautau
あらすじ抜粋

ここは魔王率いる魔物たちが半分を支配する世界。
そんな世界で俺は勇者に選ばれた! 

魔王を倒すために俺と協力してくれるのは女戦士、女僧侶、女魔法使いという三人の美少女たち!
このパーティーなら最強無敵! どんな敵でも倒してみせるぜ!

ある時俺は四つ目のスキルを手に入れた。
その名も「痴態観察」
他人のオ○ニーの回数が分かるというとんでもない代物だった!!

これを使えばあの女の子たちのあんなことやこんなことが丸裸に……ゴクリ。

やってやるよオ○ニーコレクター!

世界一の収集家に俺はなる!

スタッフコメント抜粋

久しぶりに尖ったタイトルと設定を見た、というのが第一印象でした。
でも、ただ回数が見えるだけで何か美味しい思いできるのかな、と次に思い、
内容を読んで「ああ、その発想はなかった」と白旗を上げました。
別に勝負事をしているわけではないのですが、完敗です。
素直に、現在進行形でカウントを増やすシチュエーションの発想はすごいと思いました。
キャラクター勝負とシチュエーション勝負なところがあるので、アイディアと演出勝負になってきてますが、
これはぜひ完結させてほしいです。
今後も、この設定でしかできない状況を作り続けてほしいと思います。

今後の活動を応援しております。

木。

タイトル
木。
作者
木之下 朔
あらすじ抜粋

森に生えた新しい木。自分はただの木だけれど、桜の花とか藤の花とか咲くと思い込んでいる。

いつか空に浮かぶ月と同じように光るんだ!と
信じてうたがわない夢見がちな木の話。

スタッフコメント抜粋

主人公が木という設定は面白いと思いました。
その上で鳥と会話し、自分の実を食べたい、空を食べたい
といった欲望を持っているところは現実の木も同じようなことを考えているのかと思わず思索に耽りました。
また作品の持つ雰囲気も独特で良かったです。
非日常的な不思議さがありながらも穏やかで温かみがあり、
詩を読むような気持ちで読み進めることができました。
特に鳥も子供たちも巣立っていったところに木と他の生物の体感している時間の差がよく表現できていると思います。
目覚めから眠りまでを一つの流れとして綺麗にまとまっている作品でした。今後の創作活動を応援しております。

俺の養父は無毒である

タイトル
俺の養父は無毒である
作者
甲姫
あらすじ抜粋

俺の親は――
学校の行事に参加したことが無い。
外で仕事をしたことが無い。
俺を遊園地に連れて行ってくれたことも無い。
それでも俺は、自分の家族に満足してる。

スタッフコメント抜粋

タイトルが無害ではなく無毒というから違和感を感じていましたが、
親が蛇というのを知ってようやく納得しました。
最初から親の正体を明かすわけではなく、
授業参観という形で学校と親の接点を作り出すというのも自然な構成でよく出来ています。
そんな授業参観に頭を悩まされているところで友達につけられていることに気付かないところも良かったです。
また蛇といっても親らしく普通に子供に接しているところは良かったです。
食べ物には蛇らしさが残っていますが、
主人公の友達付き合いや将来を心配している姿には人間と変わらないものを感じました。
今後の創作活動を応援しております。

アリさんは働かない

タイトル
アリさんは働かない
作者
アリアリア
あらすじ抜粋

自由を愛するロンリーアント。ホモサピエンスに捕まり檻の中へ。自由を奪われ憤慨し、脱出計画を企てる!
 ……でもさ、よく考えれば三食昼寝付きって、悪くなくない?
 アクリルケースも趣あるしね。
ほら、日差しだって暖かい。堕落に堕落しワンアント、日々、気まぐれのアクリルぐらし!

スタッフコメント抜粋

アリ視点から見た人間の行動をコミカルに描かれていて面白いと思いました。
目に付いたものは何でも無理に動かそうとする子供の無邪気さもある一方で、
1人で遊んでいる子と友達になりたいという相談とも愚痴ともとれる語りかけなど子供っぽさと
成長途中の両面が出ているところが良かったです。
またアリ側も逃走防止用のトラップを恨むところはどこか人間臭くて憎めず面白かったです。
その上でしっかり1日3食もらっており、更に美味しいものを要求するあたりは非常に愉快でした。
今後の活動を応援しております。

九十九刀聖伝~流れ者のソウタ~

タイトル
九十九刀聖伝~流れ者のソウタ~
作者
緋野 真人
あらすじ抜粋

神々が99番目に創ったとされる世界、九十九(つくも)…
『和』の文化と思想、感性が浸透したその異世界には、脈々と語り継がれている、一つの伝承があった…
『世、乱れる時、光の刀持ちて、現れる者、有り…
その者を、人々は刀聖(とうせい)と呼び、
刀聖、振るう刀は、乱れを鎮め、邪を滅し、この地を照らす、道しるべを示さん…』
…その、伝承の一節にある、光の刀を持つ旅の青年…ソウタ。
彼がひょんなコトから関わったある出来事は…世界を乱す、大戦乱への発端となる事件だった…

スタッフコメント抜粋

全体的に『和』の雰囲気があるので、親しみやすさがあります。
その中で、世界の設定や歴史などが細かく、しっかりと作り込まれているので、
主人公のソウタとともに旅をしているつもりで読ませて頂きました。
始まりの事件こそ残酷で、これから起こるだろう戦が悲惨なものになりそうな予感を抱かせますが、
旅の途中で出会った人々とソウタの関わりを見ていく中で、悲壮さだけでなく、楽しみも増えていきます。
これからソウタたちが入り込んで行く戦がどのような転機を迎えるのか、
多方面から関わる人や国の思惑も交わって複雑に絡み合っていて、とても楽しみです。
今後の活動を応援しております。

安楽寄贈店の理

タイトル
安楽寄贈店の理
作者
真みのる
あらすじ抜粋

安楽死を寄贈する店『Gift』
その者が触れれば72時間以内に必ず死ぬ。
死を贈る代償は金と『ひとつの記憶』だけ。

スタッフコメント抜粋

舞台としてレンタルビデオ屋を選んだところがまず良かったです。
街中で見かけることは見かけるものの、それ程数が多いわけではないという絶妙さが
人を殺害する贈り物という作品の非日常さと上手くマッチングしています。
加えて舞台描写が克明で、
特にレンタルビデオ屋の表の主な利用者が映画愛好者と若年層というのも穴場らしさを演出しています。
また主人公が大学生というのも良かったです。
寄贈店を利用したにも関わらずに最後にはキャンセルを訴えるあたりの心情の不安定さがよく描けています。
作品の締め方も寄贈店の利用者の一例に過ぎないという割り切った形も面白いと思いました。
今後の活動を応援しております。

幼女とsexをするための異世界転生物語

タイトル
幼女とsexをするための異世界転生物語
作者
高目響
あらすじ抜粋

無職童貞の男が小学生になって、幼女とsexをするために異世界で色々と頑張る話

スタッフコメント抜粋

この感想を書いている私はロリコンではありません。
ですが、主人公の考え等に勢いがあるおかげで納得させられました。
計算してやっているように感じますが、計算の有無にかかわらず、この勢いを生み出せるエンジンは宝物です。
なくすことなく、見失うことなく、同じ毛色の作品を書く場合は大切にしてほしいです。
何故か読んでいる途中に「笑うまい」と唇を引き結んでいたのですが、無理でした。
登場していた幼女たちも可愛かったです。オチも含め、良かったです。
多くのひとの目に触れちゃいけない気もしますが、多くのひとに読まれることを願っています。
今後の活動を応援しております。

あやかし館の依頼人たち-異界の片隅でアルバイト-

タイトル
あやかし館の依頼人たち-異界の片隅でアルバイト-
作者
睡蓮
あらすじ抜粋

何でも願いが叶う夢見の館。
ある日、翠はあやかし達が暮らしているこの館に迷い込んだ。
そこで、館の女主人に元の世界に戻りたいのなら頼みを聞いてほしいと丁寧に脅され、
奇妙なアルバイトが始まった。
勤務先は死者の世界とあらゆる世界の狭間にひっそりと建つ夢見の館。
依頼人はそれぞれの世界から次々に訪れる。
仕事内容は依頼人が願いと引き換えた品物の管理だ。
どうやらあやかし達は品物に触ることができないらしく、翠は非常に重宝されている。
願いを叶えた依頼人のその後は書斎の本に記されてゆく。
三人のあやかしと一人の人間は今日もこの部屋で次の依頼人を待つ。

スタッフコメント抜粋

既に依頼を請け負うようになってる状態から開始して、そこから回想に入る流れが良かったです。
頭から全てを順序よく説明する方が多いですが、構成を意識している工夫は今後も続けてほしいと思います。
短編連作形式ですが、アルバイトの目的と依頼の解決がきちんと結びついているのも好印象です。

今後の活動を応援しております。

凛として玲瓏

タイトル
凛として玲瓏
作者
森戸玲有
あらすじ抜粋

父の跡を継ぎ、瓏国の西の領地・宗禮領の領主となった莉央は、
本当は父とは血のつながりのない、王英に拾われてきた子供だった。
王英の傀儡になりながら、人形のように生きる莉央の唯一の慰めは、
病気療養中で寺に滞在している博学な青年・祥玲と話すことだった。
ーーだが、その祥玲こそ王族の血を引く者で……。
偽りの女王・莉央と、それを遠回しに支えようとする本物の王族である軍師・祥玲の物語

スタッフコメント抜粋

『そよそよと吹く風のことを「玲瓏」と呼ぶ』
冒頭のこの一文。
その後に続く文章の美しさに黄金色の麦畑の情景と
風に揺れる麦穂の音が聞こえてくるようでした。
莉央の若穂のような柔らかな感性と、
貪欲に水を吸い上げるように周囲の情報を得て成長して行く様、
そして徐々に成熟し領主として前を向いていくラストまでの流れは
正しく麦穂の成長を見守るようで、大変読み応えがありました。
会話のテンポが良い作品ではあるのですが、
会話と会話の間にもう少し表情や仕草などの地の文が入ると
より人物に深みを持たせられるかと思いますので、改稿の際にはご一考下さい。
今後の活動応援しております。

喝采を浴びるリディアーヌ

タイトル
喝采を浴びるリディアーヌ
作者
Veilchen
あらすじ抜粋

下町を飛び出したリディは劇場の歌姫「リディアーヌ」として成功した。
綺麗な髪に白い肌、流行の服。幼馴染のローズにとって、リディとリディアーヌはまるで別人のよう。
住む世界も違ってしまった。
 一方、もうひとりの幼馴染みのジャンにとって、リディは強がりな子供のまま。
いつか下町に帰るのではないかと待ち続けている。
 そしてリディアーヌに求婚する貴族のアランにとってはジャンが邪魔で仕方ない。
 四人の男女の想いが絡み合い、そして舞台の幕が上がる。

スタッフコメント抜粋

感想を書いている今、『喝采を浴びるリディアーヌ』をこの目で見たような気分です。
悲劇と悲恋を扱っている物語でありながら、これほど見事な“舞台”を
見た後のような余韻に浸れる作品は類を見ません。
人物像も深く掘り下げつつも、芯の部分でアイコン化されており、
また各人物側からの視点がしっかり描かれている為、
読んでいて各人物へ感情移入することができるのが素晴らしいです。
特にこの作品では悪役となったアランの嫉妬、不安、
そしてリディへの愛と執着が描かれた終盤は、鬼気迫る物を感じました。
読了後、思わずブラーヴォ! と起立喝采したくなるような見事な幕引きでした。

今後の執筆活動を応援しております。

シロと四方津神

タイトル
シロと四方津神
作者
八島えく
あらすじ抜粋

お山の神にささげられた供物は、真っ白でしゃべらない小さな子供!?
あるお山を取り仕切る四方津神の大将・ミカフツのもとに、ある日一人の少女が供物として捧げられた。
全身真っ白い小さな少女は、決して口をきかない。
シロと名づけられたその少女はミカフツの世話係として引き取られ、
ミカフツをはじめアマネ、ガトー、ライら四方津神に大切に育てられていく。
シロを疎んじていたミカフツも、だんだんと心を開くようになり、ふたりの仲は深まっていく。

スタッフコメント抜粋

供物として捧げられたシロとミカフツを含めた四方津神の物語。
時折、見え隠れする世界の成り立ちは非常にハードな印象です。
ですが柔らかい文体や魅力的なキャラたちによって、物語は優しさに満ちています。
山場でははらはらしましたが、とてもよい心持ちで読み進められました。
最初にシロが言葉を発せられなかった理由や、また災いの元凶たるマガツキの存在。
白の一族の設定等、よい配置になっています。
謎が適切なところで解かれていく展開もよかったです。
村という人間の集まりをできるだけ間接的にしか扱わなかったのは、よい判断だと思います。
おかげでキャラたちの輪郭がくっきりとしたものに感じられました。

 今後の執筆活動を応援しております。

ついのてあし

タイトル
ついのてあし
作者
室木 柴
あらすじ抜粋

 風景画を好む浮世絵師:タキイチは、北の奥にあるという伽藍の噂を聞き、
 好きに絵を描く気ままな一人旅に出る。
 旅に出てしばらく。うっかり山登りの途中で夜を迎えてしまったタキイチが目覚めると、
 その命は怪物に囚われ、風前の灯となっていた。

スタッフコメント抜粋

不器用ながらも誠実な愛を貫いた物語でした。
男と女、人間と土蜘蛛、様々な対となるモチーフを散りばめ、
最終話へと帰結していく様は、正しく蜘蛛の糸で織られた織物のようで読み返す度に美しく光ります。
『朝蜘蛛は親の仇でも殺すな』『夜蜘蛛は親でも殺せ』
これもまた対となる陰と陽の話しに繋がって行くやり取りの一つでしたが、
恋人未満な二人のやり取りの中で1番好きなモチーフでした。
第七話以降、話しの流れが一気に加速しますが、ここまで丁寧に描いてきた二人のやり取りが下支えし、
第十一話のラストシーンでは目頭が熱くなるのを堪えきれませんでした。

今後の活動を応援しております。

君は5秒で死ぬ

タイトル
君は5秒で死ぬ
作者
あつ
あらすじ抜粋

 憧れの彼女が死ぬまでの5秒間。宮藤進一16歳は繰り返す。何度でも何度でも繰り返す。
 与えられた5秒間は地獄か、それとも救済か。宮藤は脱出できるのか?

スタッフコメント抜粋

久しぶりに完成度の高い短編を読ませて頂いた、というのが率直な感想です。
短い5秒を繰り返して疲弊していく主人公の絶望と狂気が、独白の中に過不足なく、効率よく込められていました。
『可愛い女の子を助ける』というシンプルな題目、
正解だった救助方法が未来へ繋がっていく構図も非常に秀逸です。
欲を言えば、あと1万字(文庫で10p程度)=実は彼女と主人公に少し交流があって気になっている
=彼女を絶対に助けなければいけない理由を足して、絶望に立ち向かう理由を強化してほしかったかな、
と私的に思います。とても良かったです。

今後の活動を応援しております。

玉編みと彫金師

タイトル
玉編みと彫金師
作者
七ツ樹七香
あらすじ抜粋

半人前の彩玉師、リトの持ち物は亡き祖母が遺した小さな工房と忠実な相棒、
ギンギツネのユーラだけだった。
彩玉師とは貴石の欠片を芯に、天地の恵みを巻いて『玉』とし、
触れられぬもの、人の思い・願いを巻いて『珠』とする職人のことをいい、
十五歳の少女リトは祖母から習ったこの彩術を用い、
拙い彩玉を編み商うことでどうにか糊口をしのぐ毎日を送っていた。

そんな中、名のある彩玉師だった祖母アデルが、領主から受けた仕事を残したままであることを知らされる。
「嘆きの青」と呼ばれる幻の彩珠を編む契約はリトに引き継がれており、
拒否すれば莫大な違約金を科せられる約束だった。
己の身柄さえ契約の代価と知り、打ちひしがれるリト。

だが少女は、ある朝立ち上がる。
未熟でも、ちっぽけでも。

偉大な祖母さえなし得なかった約束を遂げるため、
みよりをなくした少女は--
ひとり、旅に出た。

スタッフコメント抜粋

祖母が契約した彩玉の納品を無理強いされて、修行のために旅立った主人公の娘リト。
彫金師の男エヴァンと出会う経緯は最悪でしたが、
徐々に打ち解けていく過程が読んでいてとても楽しかったです。
エヴァンと一緒に子供一人では入れないロサへ。
そして荷物を盗まれてからの一連のエピソードは心温まるものでした。
彩玉師としてリトが玉を編むシーンですが、とても幻想的でありながら作業過程がちゃんと描かれていて好印象です。
サポートするギンギツネのユーラもよい味をだしています。
借りた本の知識でどうなるのか、今後の執筆活動を応援しております。

壊れたロボットと伯爵令嬢

タイトル
壊れたロボットと伯爵令嬢
作者
ハイエルフスキー
あらすじ抜粋

孤児院で育った少女アルベルティーナは十歳になったある日、原因不明の高熱に襲われる。
幸いにも死の淵から生還した少女の右目は、神の色と言われる金色の光を宿していた。
その右目のおかげで伯爵家に養女として迎え入れられた少女は、一年後、伯爵家の取り潰しに伴い、
その一員として死を賜ることとなった。それを受け入れられなかった少女は逃亡する。
王命に抗うことのできる力を持つハールバルズ辺境公爵の庇護を求めて。
ロボット辺境公と呼ばれ、世界最強の魔術師とも精霊とも噂される謎の存在は、彼女の右目に何を見るのか。

スタッフコメント抜粋

捕縛された身のアルベルティーナがロボット辺境公爵と出会うまで。
そして保護されるまでの最初の流れはとても臨場感がありました。
必死な様子が丁寧に描かれていて、物語に引き込む充分な魅力を持っています。
女王陛下にアルベルティーナを認めさせる件は、穏やかな印象を振りまきつつも緊張感があります。
写真のエピソードにはくすりとさせられました。
王立魔術学院での生活がどのように展開するのか。金色の右目が今後の彼女にどのような未来をもたらすのか。
この二つだけでなく注目したい点はいくつもあります。
今後の執筆活動を応援しております。

仮初めサンタクロース

タイトル
仮初めサンタクロース
作者
しう
あらすじ抜粋

あなたはサンタクロースを信じていますか?

柊香澄、高校一年生のクリスマスの夜。
彼女の前に現れたのは赤い服に身を包んだサンタ…ではなく、
赤い服に身を包んだ校内一の不良といわれる二年生、奈田翔だった。

これはサンタと巡る、不思議な幻想物語。

スタッフコメント抜粋

誰もが子供の頃から知っているサンタという存在。その存在を活かし、
『幻想』を排除し、人々を『幻想』から救うことを仕事としている彼らに、どこか親近感を覚えます。
学校を舞台とする中で、同世代の人たちの間にある問題にも正面から向き合っているように感じましたし、
謎解きの要素もあって、大変興味深く読ませて頂きました。
登場人物も個性的で、今なお悩みを抱えていそうな主人公は、本当の意味で救われるのか、
また、幼馴染みとの関係や、外見が怖いけど実は良い人な奈田先輩が、
これからどんな活躍を見せてくれるのか楽しみですね。
今後の創作活動を応援しております。

幽鬼混線のブラッドコール

タイトル
幽鬼混線のブラッドコール
作者
nieyu
あらすじ抜粋

染谷夕斗、16歳。一見平凡で、不自由のない生活を送る彼にはずっと抱えている<悩み>があった。
進展も解決もしなかった<悩み>が同じクラスの少女・冬木式乃との邂逅により変化する。
夕斗は更に彼女との接触を試みるが――それは彼の全てを大きく変えていく事になるのだった。

スタッフコメント抜粋

何の変哲もない高校生と、その生活を舞台としているのに、
主人公が持っている『悩み』や周辺の人たちとの関わり方に興味を惹かれ、楽しく読み進めることができますね。
クラスでの平凡なやり取りから、冬木という女子生徒と関わりを持つまでの展開も、普通の高校生という感じでした。
彼女と関わりを持つようになり、夕斗の『悩み』が徐々に明らかになってくると、
周囲の人から距離を置く冬木の秘密も明らかになってくる……その展開はテンポが良く、
まさか『人外』のお話になるとは、と、ストーリーの面白さが際立ってきます。
戦闘シーンや状況の描写も丁寧で、物語に入り込んで楽しめますね。
今後の展開、創作活動を応援しております。

THEOS KLEIS ‐テオス・クレイス‐

タイトル
THEOS KLEIS ‐テオス・クレイス‐
作者
高砂イサミ
あらすじ抜粋

“テオス・クレイス”――それがこの世界=体感型ゲームの名前。
12のステージはギリシャの12神の守護を受け、神々から受け取る“鍵”が次のステージの扉を開く。
その世界を戦士でプレイしていたアヤノは、ある日突然現実世界へ帰れなくなった。なぜそうなったのか。
どうしたら帰れるのか。手がかりは何もなく、唯一の指針は差出人不明のメッセージ、
『13番目のステージへ向かえ』というもののみ。
同じ境遇に陥った4人の仲間と共に、アヤノは幻の最終ステージを目指す。
けれど本当は。本心は。
帰れないのか――帰らないのか――?

スタッフコメント抜粋

ログアウトできないことを1つのテーマにしながらも
MMOの世界観や戦闘を中心によくまとまっていると思います。
特にオラクルに関する話からオラクルへの挑戦、
1つ1つステージをクリアしていくため話の進行具合を分かりやすいです。
同時にオラクルのクリアと同時にどのように話が展開するのか期待が高まりました。
またログアウトに関しても本人の自覚症状から幻想症候群という名称の登場と、
話の展開に合わせて少しずつ具体的な話へと進展していることも上手くできていると思います。
オラクルをクリアできるかどうか、クリア後どうなるのか楽しみにしています。
今後の創作活動を応援しております。

徒然なるままに

タイトル
徒然なるままに
作者
狸塚ぼたん
あらすじ抜粋

男は敵。先手必勝。攻撃こそ最大の防御。
デブでブスで口が悪くて妄想癖でフリーター。
それがあたしのすべて。
……だった。

スタッフコメント抜粋

モテない女子がイケメンを事故死から救い、出会うお話…かと思えば、教授が呪いについて語ってみたり、
合コンで失礼な男子にスカッとするような態度を取ってみたりと、バラエティに富んでいて楽しかったです。
短い字数で話を区切っていますが、印象的な場面(コマ)をきちんと一話ずつ置いているのが良かったです。
脇役や友人、主人公の飾らない人柄が好感が持てます。
まだ未完のようなので、更新を待ちたいと思います。
今後の活動を応援しております。

異世界錬金薬学のすすめ

タイトル
異世界錬金薬学のすすめ
作者
ナガカタサンゴウ
あらすじ抜粋

脳死により冷凍保存処置(コールドスリープ)を施された恋人、
トモノと共に異世界に飛んだタカヤは元の世界にはない『錬金薬学』を扱う錬金薬学師、キミアと出会う。
彼は錬金術に希望を抱き、トモノを目覚めさせるべくキミアの生徒となる……

スタッフコメント抜粋

異世界の、特に錬金術関連の設定が練り込まれていて、それが主人公が生活する自然さに繋がっています。
個性的な各キャラの描写と相まってとても明るい雰囲気でよい感じです。
脳死となった恋人を助けるといった重いテーマが背後に置かれていますが、おかげでとても読み進めやすかったです。
主人公とコナカシのやり取りはとても楽しいものでした。服屋や迷子のところは特に面白かったです。
またマンドレイク大収穫祭の一連シーンは、小気味よいリズムでアクション描写としてよくまとまっていました。
主人公の錬金薬学、錬金術の研鑽はまだ続くようです。今後の執筆活動を応援しております。

姫君と下僕

タイトル
姫君と下僕
作者
tsura
あらすじ抜粋

政略結婚は相手を選べない。だから家柄以外は平凡な俺のところに、
もったいないくらい可愛い子が嫁いでくる……なんてことが起こり得る。
ミゼルの可愛さの前に男はひれ伏す。
俺は仲良くしようと努力はするけど、彼女に相応しくないことは分かっているつもりだ。
そしてミゼルは、今日も俺を馬鹿にする。
……とびきり可愛い笑顔で。

スタッフコメント抜粋

笑顔で発言も綺麗だけど、その真意には毒があるヒロイン。
彼女の言動によって「モメる」場面を描くのではなく、
既にモメて解決した「その後」をうまく立ち回っている主人公を描いたのは素直におもしろいと思いました。
二人のやり取りがメインなのは変わらず、少しずつ世界観を広げていくのも好印象でした。
今後の活動を応援しております。

死妃の娘

タイトル
死妃の娘
作者
はかはか
あらすじ抜粋

竜が天を統べる世界。
死者から生まれし姫が己の居場所、いや死に場所を求める。
遥か昔より伝わりし伝説の物語。

スタッフコメント抜粋

【導入部】から始まる物語、貧しい兄妹のためにと姉が語り出す物語に強く引き込まれました。
《シャプトアンヅマ》に始まる混乱した世界と、その時に起こった時代を変える大きな出来事が連なり、
時代を経て語られていく様子は、作り込まれた設定と世界観に、
動きというよりも『命』を与えられているようにさえ感じます。
シェザール、森の民、異獣、レフルス、そして神竜の戦いの物語も、
彼らの立場に立ってみれば生き残るための手段である……
視点を変えて描く事で、物語に深みと説得力を持たせていると感じます。
死妃の娘が捕らわれ、その後どのような展開を迎えるのか、続きを楽しみしつつ今後の創作活動を応援しております。

椅子を作る人

タイトル
椅子を作る人
作者
こいし
あらすじ抜粋

これは『座るもののない椅子』を作り続ける男の物語―― 
イギリスの閑静な町で起きた痛ましい轢き逃げ事件。
幼い命を奪ったその事件をきっかけに、家具店店主チェス・ボールドウィンの心は次第に壊れていく。

スタッフコメント抜粋

あまりにもドラマチックに駆け抜けたチェスの人生に震えが止まりません。
そして、これだけの題材の物語を書き上げた作者様の文章力の高さ、知識の豊富さに脱帽です。
悲惨なニックの事件さえなければ、
チェスはこのまま小さな嘘は重ねるけれど平穏に生きていけたのではないかという思いと、
この事件があったからこそ親友と呼べる人物・バーニーに出会えたのだ、との矛盾した気持ちが争っています。
きっと、残された方が悲しくて辛い。
いつかバーニーが、チェスの見た幸せな夢の世界を感じられることを願って止みません。
作中に流れるクラッシックのように、これからもずっと心の中に残るような物語でした。

作者様のこれからの執筆活動を応援しております。

Shall we game?~.世界 は ゲームとコド ク な少年に救われるか?//~

タイトル
Shall we game??.世界 は ゲームとコド ク な少年に救われるか?//?
作者
グール ガール
あらすじ抜粋

『Over the world』と呼ばれるVRMMORPGが流行する未来。
夕凪平太はゲームを諸事情で買うことが出来ず寂しい日々を過ごしていた。
そんな時、道に倒れている男を発見して大事件に巻き込まれていく。

冤罪。収容。脱獄。逃亡。そして、全人類洗脳!?

世界を救うには過去へ戻り、ゲーム内で三体のPCと戦うしかない!
世界の命運は平太と四人の少年少女に託された!!

ネットゲーム×タイムリープ物。

これは夕凪平太が死や運命を乗り越え、全てを最善に導く物語である

スタッフコメント抜粋

冒頭がゲーム内での話だったのでゲーム内のやりとりを中心にした 作品かと思っていましたが、現実世界を中心にした作品だったことには驚きました。

また主人公を殺人犯にさせる上に、開発者を犠牲者にする設定は良かったです。
ゲームをやるにしても単純に味方を守るだけではなく、裏切り者を登場させるというのはとても良く、 お陰で対象者の言動をもう1度始めから読み直す楽しみがありました。
これからどのようにして裏切り者を見つけるのか楽しみにしています。

今後の創作活動を応援しております。

珍ゴブリンの拾い嫁

タイトル
珍ゴブリンの拾い嫁
作者
さや
あらすじ抜粋

1人の少女が世にも珍妙なマッチョゴブリンに落ちるまで。

スタッフコメント抜粋

面白かったです。悲劇的でエロティックな展開になるかと思いきや、ゴブリンがただの怪物ではなかったという謎、
主人公がゴブリンに惹かれていく様子が軽快な一人称視点で語られ、短めの話ですが、その中にユーモア、 ラブストーリー、ミステリー、サスペンスがすべて詰まっているとても贅沢なお話でした。

この話の一番の謎であるゴブリンは、人間くさい立ち振る舞いが読んでいるうちに愛らしく見えてきます。
また、その謎が解かれていく過程も圧巻でした。

今後の活動を応援しております。

お菓子とおかしな訪問客

タイトル
お菓子とおかしな訪問客
作者
椎名実由
あらすじ抜粋

辻谷唯香は地元の老舗お菓子メーカー、矢島製菓に勤める、入社1年目の新入社員。

矢島製菓の中でもほかの事務員とは違い、工場の直売所での接客も担当する『直売係』として働く唯香の元に、
ある時一見不審なお客様が現れる。

スタッフコメント抜粋

読み進めていくうちに甘い物が欲しくなり、読み終えるとほっこりとした気持ちになる、優しい雰囲気を持つお話だったと思います。
そんな雰囲気を作り出していたのは、ほぼ全ての登場人物が優しいからかもしれません。

また、主人公が自分の仕事に真摯に向き合っていることに、好感が持てました。
そういう態度であるからこそ、良い恋にも出会うことが出来たのかもと思った次第です。

あと、恋愛ものとして考えると、いわゆるお邪魔虫的立ち位置となった先輩女子社員の存在がいいアクセントになっていたように感じました。
 甘いお菓子に少し塩を加えることによって、より甘さを引き出すのと同様の効果があったと思います。

今後の創作活動を応援しております。

読者ピックアップ!

あなたの未来を許さない  

タイトル
あなたの未来を許さない
作者
Syousa.
あらすじ抜粋

『文字通り能力【何も無し】。想いと覚悟だけを武器に、彼女は異能力者に挑む』
運動も勉強も、人間関係も、ダメ。
根暗な女子高生、御堂小夜子。
彼女はある晩、27世紀の未来人から大学授業の教材として【対戦者】に選ばれる。
殺し合いのために特殊な力が与えられるはずであったが、小夜子に与えられた能力は、
無効化でも消去能力でもなく本当に【何も無し】。
能力者相手に抗う術など無く、一日でも長く生き延びるためだけに足掻く小夜子。
だがある夜の対戦を境に、彼女は対戦者と戦う決意をするのであった。
ただ一人を除いた、自らを含む全ての対戦者を殺すために。
跳躍、打撃、装甲、加速、召喚、分解、光刃といった特殊能力を与えられた対戦者達に対し、
何の力も持たない小夜子が、持てる知恵と覚悟を振り絞り死闘を繰り広げる。
彼女の想いと狂気の行き着く先には、一体何が待っているのだろうか。

読者コメント抜粋

何も能力を持たず、さえないヒロインが
自分の愛する人のために命を懸け、知恵を絞り
ありとあらゆる手段を使って戦う話です。
自分はとてもこんな風に崇高には生きられません。
男前なヒロインにぐっときたり、その覚悟の重さに涙します。

ひとりでもいろんな方の目に触れてほしいので
推薦させて頂きました。

異世界転生に物申す!  

タイトル
異世界転生に物申す!
作者
テンペスティア
あらすじ抜粋

おいおい、人生未練たらしく終わったからってそりゃ無いぜ神様!
俺を異世界に呼び込んでハチャメチャが押し寄せるとは・・・・・・
しゃあねぇ、ここはいっちょチート能力で乗り越えるぞぉ!

読者コメント抜粋

この作品の一番の魅力は、「ラノベを否定してしまう斬新さ」です。

主人公がラノベを嫌っていて、起こりうる騒動に対しても
文句を重ねながら解決していく面白さがありました。
そして、最後に主人公が〇〇になってしまう事が意外でした。

読んでいて「え!?」と声が出てしまう作品です。
是非、この作品にご期待下さい。

絶佳戦記  

タイトル
絶佳戦記
作者
27
あらすじ抜粋

──美しいことは、罪かしら?

"魅了罪"──それは美しさ故の罪と罰。
美しい容姿を持って生まれたがために罪に問われ、国外追放を言い渡された元令嬢・モード=オドネル。

彼女を中心に罪に問われた美しい少女達が、理不尽に立ち向かうべく一旗上げる物語。

美しく、そして強かに。

読者コメント抜粋

斬新な設定で、『美しい故の罪』という『魅了罪』をテーマに取り扱っています。
感情の揺れ方の表現が多彩で、涙腺が弱いので読んでいてウルっと来たこともあります。
個人的に、アニタの台詞が毎回素敵です。
是非この作品の面白さをみんなに知ってほしいと思っております。

ちりあくたー  

タイトル
ちりあくたー
作者
今井孝太朗
あらすじ抜粋

自己肯定感の希薄な高校一年生の少女、花町京子(はなまち みやこ)は、
自転車通学の途中で上級生である初沢薫(うぶさわ かおる)と接触し、怪我を負わせてしまう。

演劇部員である三年生の初沢は、最後の舞台である学校祭でのステージ発表を控える身だった。

怪我により出演を断念せざるを得なくなった初沢は、代役として加害者である京子に白羽の矢を立てる。

読者コメント抜粋

等身大の高校生、そして高校演劇を取り扱ったお話。
魔法もファンタジーも無く、徹底した現代が、丁寧な描写で色鮮やかに世界を彩っています。
熱量は凄まじく。一人の少女の熱意を通して、周囲がどんどんと変わっていく様は、筆者の確かな力量。
そして演劇・表現者への限りないリスペクトが、どこまでも素晴らしい作品です。

その名も、勇者である!  

タイトル
その名も、勇者である!
作者
大空
あらすじ抜粋

魔界無敵の王――魔王クラウスによって人間界は破滅の危機を迎えていた。

そんな折、魔王に立ち向かう一人の若い青年がいた。
アータと名乗る青年は、魔王率いる魔王軍によって攻め入られた自分の町を守るために剣を取った。
魔王軍をたった一人で圧倒し、空に浮かぶ魔王城に単騎で攻め込んだ青年は、
四神将や魔王との激闘の果てに魔王城を支える飛空島を真っ二つに切り裂いた末、勇者の名を得た。

しかし、それでもなお勇者と魔王の力だけはいつまでも拮抗し続けた。

人類最強の男、その名も勇者。
魔界無敵の王、その名も魔王。

戦い続ける二人は、和平のために一つの契約をする。
最強勇者と無敵魔王の突拍子もないその契約は次第に全世界を巻き込んで――。

読者コメント抜粋

無敵の名に恥じない魔王と、それに対する最強の勇者のやり取りが実に軽快で、
世界すら簡単に滅ぼしちゃうんじゃないのレベルの二人の間で生まれた契約と、
それに振り回される魔王家の面々が面白おかしく描かれてます。

コメディかと思って読み進めると、不思議と引き込まれて行きながらも、
圧倒的力を持つ神と神の作ったルールにさえ抗い、
そこからまさに最強の名に恥じない力を見せつける勇者の戦闘シーンなど、
緊迫感のある描写に息を飲みます。

私が感じた、突き抜けた強さがコメディ&ハードに変わっていく楽しみをぜひ他の読者様にも感じていただきたく、
推薦させていただきます。

九十九の黎明 -測量少女と禁じられた知識-  

タイトル
九十九の黎明 -測量少女と禁じられた知識-
作者
GB
あらすじ抜粋

地図制作を請け負うウネンのもとに舞い込んだ領主からの依頼。
仲の悪い隣領との境界を測量することになった彼女は、護衛を探すために訪れた酒場で一人の旅の剣士と出会う。
ウネンが過去に作った、鳥の眼を借りたかのように精確な地図を手に、剣士は冷ややかにウネンを見下ろした。
「その知識は、本来お前が持つべきものではない」と。
「知識は、ちからだ。そして、不必要に大きなちからは、それだけで災厄を引き寄せる」

――見た目ちびっ子な地図屋の少女と、
少女の師匠を罪びととして追う不愛想剣士と腹黒魔術師の、魔術と世界の秘密を巡る冒険譚。

読者コメント抜粋

これぞファンタジー、という感じの正統派ファンタジーですが
あまり堅苦しくなくて、とても読みやすいです。

キャラの掛け合いが楽しくて、あっと驚くどんでん返しがあって
読み始めたら止まらなくなりました。

この小説の一番好きなところは、世界観です
あと、キャラクターがとても魅力的です。
主人公のウネンちゃんは、あまり女の子女の子していないですが
なのにとても可愛らしいです。
彼女と一緒に旅をする、剣士のオーリと魔術師のモウルが
どちらもとても格好よくて、二次創作してしまったほどです。
私の他にも何人もの方々がファンアートを描いておられます。

もっとファンが増えて、沢山の人と萌えトークがしたいと思い
この小説を推薦します。

滝夜叉姫と真緋(あけ)の怪談草紙  

タイトル
滝夜叉姫と真緋(あけ)の怪談草紙
作者
名無し
あらすじ抜粋

生命線であるアルバイトをクビにされ、意気消沈の近藤光流。
失意の彼が街を彷徨っていると――同じアルバイト先で働いている女子高生を見つける。

いつも張り付けた様に無表情で他人を何処か見下した様な態度から『鉄女』や『鉄仮面』、
『鉄面皮』や『生意気女』と揶揄されていた彼女が、
今はまるで恋人にでも会いに行く様なとても楽しそうな微笑みを浮かべていた。
好奇心に負けた光流は、彼女の後を連いて行ってしまう。
そんな光流に気付かず彼女が行き着いた場所は、
恋人が待つ豪奢なフレンチのレストラン……などではなく、なんと、墓所?!

「ああ、見ちゃったんですね。仕方ない。でも、丁度良かったです。下僕を探していたので」
無表情で、てっきり他人になんて興味がないと思っていた彼女が実は暴君女王様?!
しかも――ツイてないのに憑いてる?!

鏡の様に散らばる異世界と八百万の神々を巡る、クビから始まるオカルティックファンタジー!

読者コメント抜粋

描写がすごいです!
めっちゃ詳しくて頭に浮かびやすかったです。
本格的なホラーで、オススメです!

ようこそネコネコ運輸へ!~はるばる上京して就職した異世界の運送会社は、想像以上にブラックでした~  

タイトル
ようこそネコネコ運輸へ!~はるばる上京して就職した異世界の運送会社は、想像以上にブラックでした~
作者
POO
あらすじ抜粋

科学と魔法が混在する異世界の運送会社で働くキヨシは、ド田舎から来たエルフのマリと二人で西へ東へ。
ドラゴンに追いかけられたり、オークにエロゲーを届けたり、
リザードマンと同人誌で交渉したり、獣人と野球で勝負したり、
吸血鬼にチアガールをさせたり、人魚のおっぱいを追いかけてみたり……
様々なトラブルに見舞われながらも、今日も元気に荷物を運びます!

読者コメント抜粋

最初の3話がとにかく素晴らしいと思います。
テンポよく、サクサク話が進み、爽快感が抜群なのですが、それでいて世界観やキャラ、
テーマが無理なく説明されており、完成度の高さを伺わせます。

ずる賢くて腹黒い主人公や、方言を使う世間知らずのエルフなど、キャラ立ちも抜群です。
世界観も単純な異世界ではなく、現代社会と異世界が融合したものなので、
様々な「あるあるネタ」には思わず笑ってしまうこと間違いありません。
一見すると中世ファンタジーなのに、パソコンやスマートフォンが登場し、
魔法を使ったカーアクションなどアニメで見てみたいと思ってしまいます。

騎士王の紋章官~キング・オブ・アームズ~  

タイトル
騎士王の紋章官 キング・オブ・アームズ~
作者
ふゆせ哲史
あらすじ抜粋

戦乱の七王国時代が終わり、騎士は紋章を賭けて戦う『紋章試合』のためだけの存在となっていた。
騎士見習いの少年ウィリアムは幼馴染で主君でもあるアリエノールを護るため、
まだ見習いの身で紋章試合を戦っていた。
ウィリアムは全戦全勝、一度の敗北もない。
しかし、いつまで経っても騎士としての『誇り《モットー》』を見出せずにいた。
そんな折、ウィリアムのために頼んでいた鎧を受け取るために隣の領地へと向かう事なる。
だがそれはアリエノールと強引に婚姻を結び領地を奪うための罠だった。
ウィリアムはアリエノールを護るため、
傲慢なほど自信に溢れた紋章官の少女ロジーナとコンビを組んで紋章試合の覇者『騎士王』を目指すために戦う。

読者コメント抜粋

イギリスの中世の雰囲気と、騎士同士の騎馬試合が迫力いっぱいに描かれていて、手に汗にぎります。

騎士たちが「モットー」と呼ばれる自分のキャッチコピーのようなもの(?)を持っている世界で、
主人公の少年ウィルだけはモットーが見付けられずに悩んでいます。
それが美しい姫君との旅や、試練のなかで、少しずつ成長していきます。
巨人族や獣人、修道士など緻密な世界観もグッドですね。ヒロインも派手ではないですが、キュートです。

俺の彼女が120円だった件  

タイトル
俺の彼女が120円だった件
作者
守田野圭二
あらすじ抜粋

生徒総数は約2500人。一学年につき800人以上のマンモス校、屋代学園。
変な語尾で喋る生徒も、財閥や理事長の子も、誰もが知るアイドルも存在しない。
大きい以外は至って普通の学校に通う米倉櫻(よねくらさくら)もまた、両親と共に暮らす普通の高校一年生だ。
幼馴染かつ片想いの相手、阿久津水無月(あくつみなづき)と過ごす進展の無い毎日。
そんなある日、櫻は運命的な出会いを果たす。
『夢野蕾(ゆめのつぼみ) ¥120』
コンビニで出会った店員のネームプレートに、どういう訳か値札が貼りついていた。

これは限りなく現実に近いライトノベル。
思春期の男女が繰り広げる、思い出と青春の物語……。

読者コメント抜粋

幼稚園時代の昔馴染みと再会、
という王道展開を変化球めいたやり方で演出していて、何よりも続きが気になる作品でした。
登場するキャラクターも魅力的で、セリフや掛け合いもテンポ良く勢いがあります。
学生時代を思い出すこの作品を多くの方に見てもらえたら嬉しいです。

LV1転生魔王の日常 ~異世界行ったら二次元嫁がリアル嫁に!?~  

タイトル
LV1転生魔王の日常 ~異世界行ったら二次元嫁がリアル嫁に!?~
作者
東雲 飛鶴
あらすじ抜粋

二次嫁が異世界で三次嫁になった!?
30才フリーターの俺は、異世界に魔王として転生。
二次嫁そっくりな女騎士さんを拉致って、魔王城でラブラブ生活漫喫中☆
ああもう元の世界に帰りたくない!
初心者魔王が本物魔王を目指す、まったりストーリー。

読者コメント抜粋

軽快な掛け合い。二次嫁が、異世界では、三次嫁になっていた。 疑似家族ホームドラマ。

アマノクニ~古事記異聞~  

タイトル
アマノクニ~古事記異聞~
作者
山田遼太郎
あらすじ抜粋

タカマガハラ。そこは、八百万の神々が住む空の楽園。
ある日、カカシの神クエビコは、人間の少女ニギと出会う。
少女は、最新鋭のVRMMOをプレイ中に飛ばされてきたと語るが、カカシには当然理解できない。
同時に巻き起こったのは、ゲームのプレイヤー達による侵攻。
争いの中で故郷を失い、人間への憎しみを募らせるクエ。
あてもなく見知らぬ世界に放り出され、途方にくれるニギ。
一人と一柱(いっちゅう)は最高神アマテラスの神託を受けて、共に旅立つ。
片や戦争を終わらせるため。
片や地上へと帰還するため。
天ノ国は実在するのか。
それとも虚構のものなのか。
日本神話の世界を巡る数奇な冒険譚。

読者コメント抜粋

古事記を現代風にアレンジし、VRゲームと融合させるという個性的な設定です。
神話世界というと、ギリシャ神話というパターンが多いライトノベルで、
日本神話を題材として、ラノベ的解釈で噛み砕いている点は面白いと思います。
文章の構成などには、まだまだ粗さを感じますが、作者の熱意が溢れてます。
もっと多くの方の目に触れる機会があればと思い、推薦させていただきました。

コトノハ薬局  

タイトル
コトノハ薬局
作者
九藤 朋
あらすじ抜粋

言葉に宿る音色と力・「コトノハ」を処方する薬剤師・音ノ瀬ことの物語。

四季折々の暮らし、人との触れ合い。
やがて物語は、音ノ瀬一族の核心・暗部へと迫る―――――――――。
誰にも訪れる、心の越境の時。

読者コメント抜粋

「計り知れませんよ、人は。諦めるのは、ちょっと勿体無いんです」
上記の作中のセリフに心を撃ち抜かれました。
時に優しく、時に胸に刺さるような言葉が溢れるほどに詰まっていています。
特に社会や人に疲れた、傷付いた方などには響くもののある作品ではないかと思います。

また特に素晴らしい点としては、この物語を紡ぐ文章そのものが挙げられると思います。
一文一文の言葉選びが只管に美しいのです。
無駄な言葉など一語もないのではと思わせられる程です。
豊かな語彙で綴られる文章が流れるように頭に入って来ます。
決して軽くない文なのにするりと読まされてしまう、そんな感覚を小説を読んでいて初めて覚えました。

世界観や設定の奇抜さだけではなく(いえ、この作品はその点もとても素敵なのですが)、
文章そのものに魅せられてしまう作品。
まるで一つの大きな詩を読んでいるようにすら感じさせられました。

かわいいは正義(チート)でした!  

タイトル
かわいいは正義(チート)でした!
作者
孤子
あらすじ抜粋

ある日、親友と浜辺で遊んでからの帰り道。
ついていない一日が終わりを告げようとしていたその時に、親友が海へ転落。
手を掴んで助けようとした私も一緒に溺れ、意識を失った私たち。
気が付くと、そこは全く見知らぬ浜辺だった。
あたりを見渡せど親友は見つからず、不意に自分の姿を見ると、それはまごうことなきスライムだった!

親友とともにスライムとなった私が異世界で生きる物語。ここに開幕!(なんつって) 。

読者コメント抜粋

タイトルの通り、スライムの「ライムちゃん」がとっ~てもかわいいです。
でも、ただかわいいだけじゃないんです。
アイテムを体内にほぼ無尽蔵に取り込んで運ぶことができる、言わば歩く倉庫のような存在。
他にも、魔法なんかも使えちゃったりで、ホントにチート的なスライムです。
こんなスライムなら、家にも欲しいな。
ジーンとくるシーンがいくつもあって、楽しめる作品です。

特攻装警グラウザー  

タイトル
特攻装警グラウザー
作者
美風慶伍
あらすじ抜粋

ロボットとアンドロイドが大量に普及し、20世紀末の現代社会から、
ハイテク未来世界へと移り変わりつつある、変革の時代、2030年代。
日本は大規模な国際経済交流計画『アトランティスプロジェクト』により新たな発展の時を迎えつつあった。/
しかし、それと同時に国際規模の犯罪の流入を招き、
日本警察は平和と治安を守るための苦闘を強いられていた。/
日本政府はついに、アンドロイドによる警官・刑事【特攻装警】の導入を決定する。/ 
そんなおり、
国際テロリストの日本進出を察知した1号アトラスと3号センチュリーは横浜へと向かうが―― / 
そしてそれは、国際社会の闇に潜む巨大な敵との果てしない戦いの始まりであった。

読者コメント抜粋

SFと言うよりサイバーパンク物をよりエンタメ的かつヒーロー物風味にしたものでしょうか?
『近未来の東京を機械化された警察が犯罪に立ち向かうために活躍する』、
一見するとどこかで見たような古典的とも言える作りです。
ですがその古典的で普遍的とも言える構成要素を巧みに組み合わせて、
独自視点を織り込むことに成功しています。
主人公であるアンドロイドたちと彼らを取り囲む人々の人間模様も丁寧に描かれています。
設定描写が細かいので、読む人を選びますが、そこさえOKなら作品世界に没入できます

角が有る者達  

タイトル
角が有る者達
作者
C・トベルト
あらすじ抜粋

2069年、人類はある科学者が発明した才能成長チップ『Gチップ』により、
『天才』と『能力者』に分かれていた。

長きに渡る戦争が終わりこれから平和を築き上げていこうという時、一つの集団が名乗りをあげる。

能力者集団『ゴブリンズ』。
彼等はGチップにまつわる秘密を求めビル街を走り回る、泥棒だった。
しかしある日漸くGチップの秘密に近付いた時、彼等は恐ろしい計画に気付く。

読者コメント抜粋

セリフの前に名前表記がある、台本のような書き方の小説です。
名前の部分だけでも遊び心が溢れていて、思わずクスッと笑ってしまいます。
ギャグでバトルもあって楽しめますが、基本主人公以外の人達がすごーく強いです。
何でこいつが主人公何だろう?と思いましたが(ヒドイ)、物語が進むにつれ、
やっぱりこの人がリーダー(主人公)なんだと感じられるキャラクターの魅力にも引き込まれました。
『天才』や『能力者』のいる世界ということで、
その縛りの中から生み出されるキャラクター達が様々で面白いと感じます。

基本ギャグですが、戦争の場面では涙が零れてしまったり、基本ギャグなだけに、
雰囲気がガラッと変わってホラーになった時なんかはこの作品の可能性の広さに驚きました。
気楽にサクッと読みたい、深い内容の物を読みたい、どちらの方にもお勧めしたい作品です。

ヴィタリスト =命と闇の合従= <ミングル編>  

タイトル
ヴィタリスト =命と闇の合従= <ミングル編>
作者
柳刃公平
あらすじ抜粋

『命(みょう)をもって甦かすか葬るか。闇によって儡か、闘うか。』

国内の殺人事件による死亡者は、300人を上回る。(事件数はその約3倍、死亡していないだけ)
故に、被害者の遺族数は、その何倍にもなる。
つまり、多くの人が1年の間、いや、たった数分間で、人生観が一瞬に変わる、ということ。
作品は、実際にありそうな事件を編集し、遺族希望の復讐代行を背景にしたストーリー。

さて……もし、大切な人、愛する人を殺された時、あなたはどうする?
警察や裁判などに任せるのか? それで、心は納得するのか?

世の中には、古より伝わる命と闇を操る者がいる。知っている人だけが依頼できる。
「命をかけて」愛する人を甦らせることも、憎むべき人を闇に葬ることもできる。
その者たちは「奉術師」別名「ヴィタリスト」と呼ばれている。彼らが行うのは、善か悪か!?

数奇な運命を辿ることになる若きヴィタリストたちの、物語。
正義感の強い女子高生、悲惨な生い立ちある男子高生、母を殺された闇深い女性、
その他の者たちが関わっていく裏組織の野望とは!?

読者コメント抜粋

サスペンス風味に完成された内容と、人柄のよさに惚れました!

ひとりぼっちのキミに  

タイトル
ひとりぼっちのキミに
作者
ターンA
あらすじ抜粋

女性のような風貌の天才少年、サクライ・ケースケは、
生まれながらに多くのものを搾取された少年だった。
生まれながらに崩壊した家族からの虐待――天才といえど、
未成年という肩書きの前には、彼はまだ脆弱な少年に過ぎなかった。
彼はそんな屈辱的な半生と、自分を慰めるかのように、より強い力を求める。
笑顔も、人間らしい感情も次第に失いながらも。
彼を慕う二人の親友も、まるで眼に入らずに。
そうして求めた力で彼が成すものは、自らの幸せか、それとも過去への復讐か。

読者コメント抜粋

・なろうであまりない現代ものの作品の中で、主人公を筆頭に、非常にキャラクターが爽やかである。
主人公は純粋故に悪に染まる場面もあるが、作品全体が清潔感があり、作者様の技術も高いと思う。

・素晴らしい青春小説で、とても美しい背景描写がある(満天の星空の下、砂浜で親友同士が酒を酌み交わすなど)
単純にこの作品を絵が付いた状態で見てみたい。

・作者様も自身で「この作品は小説家になろうの流行を外している」と自虐的に語っていたので
ランキングに載らないこの作品をもっと他の人にも読んでもらう助けをしたい。

いわゆるテンプレのファンタジーだけでなく、あえてそれを外して作品を書いている方を
この作品の他にも取り上げていただけたらなと思います。
この作品も、テンプレを使っていないというだけで埋もれるのは勿体ない作品だと思うので
是非ご紹介お願い致します。

憧走走散  

タイトル
憧走走散
作者
奏 ましろ
あらすじ抜粋

幼稚園を卒園し、近くの東小学校に通うことになった成瀬(ナルセ) 夢実(ユメミ)。

性格は、人見知りが激しいのだがフレンドリーという少し複雑な性格。
人見知りのせいで上手くいかない事も度々あるのだが、
入学式から約一週間を過ぎた頃に『この人』と出会いをきっかけに、夢実自身が色々と変わってゆく。

仲良しの家族の支えや、周りの友達、先生。
そして、『この人』にも支えられ少しずつ成長してゆく夢実自身の物語。

読者コメント抜粋

珍しい陸上関係のヒューマンドラマであるにも関わらず
小1から話を書いてるところが他にはないユニークな作品だと思います。

贈物 ギフト  

タイトル
贈物 ギフト
作者
テンペスティア
あらすじ抜粋

少年、|天津 朱鷺人《あまつ ときひと》は、力を手にする。
力は、純粋である。
破壊、救済、全能たるチカラ、

ギフト。

読者コメント抜粋

現在進行形で作品を投稿しているのであまり多くの事は伝えられませんが、
簡単に言うと「巨大ロボットという凄まじい力を手にした人々の心情」を描いていきます。
現代社会の中で自分にコンプレックスを抱き歩む主人公は"力"を手にいれたその時、
その力を破壊か、守護か、どのように使うのか。
それが一番の物語のテーマです。
更新ペースは若干遅いですが、このサイト様での処女作なので誠心誠意執筆させて頂きます。
是非、「贈物 ギフト」を読んでみて下さい。

異世界召喚された勇者には常識が通用しない  

タイトル
異世界召喚された勇者には常識が通用しない
作者
そらのアイス
あらすじ抜粋

ひょんな事から異世界に召喚された|雨宮陸斗《うみやりくと》と同じ世界から召喚された三人。
四人は復活した魔王から世界を救う勇者として日本から召喚されたのだ!

そんな陸斗に与えられた能力は、|常識凌駕《ルールキャンセラー》というあらゆる常識を伸ばす能力だった。
初見では外れを引いたと思ったが旅を進める度にその能力の有能性に気付き初めて、
やがて世界を凌駕する能力へと進化する。

今までその世界では常識だとされていた現実、現象は全て覆る。彼の能力によってありとあらゆる常識が今、
覆ろうとしていた。

読者コメント抜粋

まだまだ話数も少ない序盤ですが、更に多くの皆様の目に触れてもらい評価、感想、指摘等を貰い、
作品クオリティの上昇や、物語の読みやすさや分かりやすさを徹底的に追求したい為です。

大まかなプロットは作っており、読者の皆様や他の作者の皆様からのアドバイスを貰い、
より物語を面白く書いていきたいです。

まだまだ書き始めたばかりの新人ですが、どうか宜しくお願いします!

フェバル~TS能力者ユウの異世界放浪記~  

タイトル
フェバル~TS能力者ユウの異世界放浪記~
作者
レスト
あらすじ抜粋

チート級の能力の覚醒と引き換えに、永遠に異世界を渡り歩く運命を背負う者たちがいる。彼らはフェバルと呼ばれた。
ある日、星海 ユウはフェバルとして覚醒してしまう。
だが目覚めた能力は、男にも女にも自由自在に変身できるという一見それだけのものだった。
時には男、時には女。性別も能力も異なる二つの身体を使い分け、ユウは果てしない異世界の旅を続けていく。

読者コメント抜粋

超能力者バトル・ラブコメ・シリアス・ギャグ・世界の謎を紐解いていく快感・・・この全てを完備した、
SFファンタジー物の感動巨編です。

(1) もしも、「うしおととら」や「鋼の錬金術師」のような人間ドラマを描く漫画が好きでしたら、
この作品はお薦めです。

(2) もしも、重厚なファンタジーRPGをプレイされたことがあり、
キャラクターに感情移入しすぎて涙腺が・・・というような経験がありましたなら、この作品はお薦めです。

(3) もしも、ジャンルは違いますが、有川浩さんや小川一水さんのような小説家の方たちが書く、
ソウルフルな小説がお好きでしたら、やっぱりこの作品はお薦めです。

(4) 第一章について言えば、変身能力で女性化してる主人公がいつ周囲にその真実がばれてしまうのか、
ハラハラドキドキの学園ものとして楽しむこともできます(苦笑)

月の数冊は商業作品の小説を読む自分から見ても、すごいエンターテイメント・ファンタジー小説だと思います。

トゥリエスを二人は駆け巡る  

タイトル
トゥリエスを二人は駆け巡る
作者
宮川和輝
あらすじ抜粋

ガロンツァール王国北西部の、国境線と王都ツァールに挟まれた街『トゥリエス』。
首都に負けず劣らず発展著しいこの街は、魔術工業の要たる研究所や工場が数多く存在し、
それらが生む経済効果によって大きく生活領域を広げている。
そんなトゥリエスで、零細探偵事務所を開く魔術剣士エドワード・デフトは、ある日を境に数々の事件に巻き込まれていくことになる。

読者コメント抜粋

推薦理由は、何度も読まさせていただいており、すごくファンになった作品だからです。
文章の表現が綺麗だなと思いますし、物語や様々に散りばめられた伏線が興味をそそります。
また登場人物も魅力的な作品です。
僕のイチ押しはハーヴィという若手警察官のキャラクター。
バトルシーンも充実しており読み応えのある作品なので推薦しました。

めっちゃ召喚された件 ~世界法則無視のチート権化~  

タイトル
めっちゃ召喚された件 ~世界法則無視のチート権化~
作者
さいとうさ
あらすじ抜粋

寝てばっかりで、他人に興味がない高校生、高富士 祈里(たかふじ いのり)は、
ある日クラスごと王国に勇者召喚されてしまった。
しかし、クラスメート達は落ち着いているし、元の世界に帰れるし、国王もいい奴っぽいし、
成長チートもらったりで、あれ?結構余裕な異世界生活できるんじゃね?
そう思った矢先、祈里の足元に現れた召喚魔法陣!
有無を言わさずさらに別の世界に召喚され、またさらに別の世界へetc.!
お前ら何回召喚すれば気が済むんだこのやろう!!
度重なる召喚の末、祈里の手元に残ったのはチート×8。
レベルアップしない世界でレベルアップしたり、人間を止めたり、有りもしないスキルを強奪したり……
主人公級のチートを大量に所有することになった祈里はまさしくチートの権化。

読者コメント抜粋

プロローグが凄く長いです。
1話1万文字以上とかあります。
けど、慣れるとスラスラと読めます。
主人公がチートを色んな世界からゲットしてるのに、訓練の時、眠いから寝るとやる気が全くない主人公です。
けど、そこがいい

ターコイズ色の果実  

タイトル
ターコイズ色の果実
作者
十川千奈
あらすじ抜粋

僕と美柑の最初の出会いは小学生の頃だった。

アイスがすぐに溶けるほど暑かったあの日、夏休み明けの再会、彼女の後ろ姿、病室の薬剤の匂い、
何度も嗅いだ本の匂い。ファーストキス。そして、別れ。

親の都合で何度も転校を重ねた僕は、高校二年の夏、再び美柑と再開する。
あの頃よりも大人になった彼女に僕は惹かれていき、だんだんと恋心を芽生えさせていく。

だけど、再び出会った彼女には、誰にも言えない秘密があった……

読者コメント抜粋

普通の恋愛モノに見えるけど、そうではないところ。
各所に伏線のようなものが散りばめられていて、
これは全て繋がった時に驚きの展開が待っているだろうなと予感させられるからです。
特に、ターコイズ色の果実という言葉の意味が気になる。
そういう意味で、今後がとても気になる作品なので推薦してみました。

首無しパパの魔族復興計画  

タイトル
首無しパパの魔族復興計画
作者
十三塚
あらすじ抜粋

見知らぬ廃城で目を覚ましたデュラハン。彼は自分の名も、生い立ちも、一切の記憶を失っていた。
彼はまた、目覚めてすぐにとある少女、そして自らを人間ならざる存在と語る二人の存在と出会う。
二人は幾年月も人間たちに迫害され続けており、男と同様不幸な境遇にあった。
何の因果か、少女は異形である男の事を父と呼び始める。
後に命の危機に陥った二人を助け出した男は、自分のみならず、
彼女たちもまた救いたいと願うようになるのであったが――
暇さえあれば誘惑してくる娘に、次々と現れるモンスター娘との多角関係にと、
人間との闘いとは別の所でも問題は山積みである。
これは――いずれ魔王と呼ばれる異形とその娘たちの、苦労と奮闘を綴った物語。

読者コメント抜粋

本文の完成度がここ最近のなろう作品の中では群を抜いています。
展開が遅いのが多少難ですが、描写が丁寧で、またキャラクターたちの魅力も高い作品です。
安易な無双、転生作品でないため目新しさもあります。もっと広く知られてよい作品であると思います

白へび物語 ―座敷わらしが異世界で―  

タイトル
白へび物語 ―座敷わらしが異世界で―
作者
圭沢
あらすじ抜粋

「神さまに罰を下されたのかな」――ちょっと訳アリの女の子、ユキは気がつくと小さな白い蛇になっていた。
でも、なんだかこれ、憧れのげえむみたい――目の前に音もなく浮かぶプレートには、
種族【白へび】職業【縁起モノLV.1】、そんなことが書いてあって。

読者コメント抜粋

主人公のユキちゃんが可愛くて、いじらしくて、じいんとして、泣いてしまったぐらい心温まる作品です。
書籍化したら絶対に買います。
よろしくお願いします。

Shall we game??.世界 は ゲームとコド ク な少年に救われるか?//?  

タイトル
Shall we game??.世界 は ゲームとコド ク な少年に救われるか?//?
作者
グール ガール
あらすじ抜粋

『Over the world』と呼ばれるVRMMORPGが流行する未来。
夕凪平太はゲームを諸事情で買うことが出来ず寂しい日々を過ごしていた。
そんな時、道に倒れている男を発見して大事件に巻き込まれていく。

冤罪。収容。脱獄。逃亡。そして、全人類洗脳!?

世界を救うには過去へ戻り、ゲーム内で三体のPCと戦うしかない!
世界の命運は平太と四人の少年少女に託された!!

ネットゲーム×タイムリープ物。

これは夕凪平太が死や運命を乗り越え、全てを最善に導く物語である

読者コメント抜粋

ダイスを駆使し、展開の工夫を行っている。文章も流し読みがしやすい。
また、序盤のアクションシーンは映画のマトリックスのよう。

元カノが魔法少女だったなんて知らなかった俺は、あの子から必死に逃げ回っている  

タイトル
元カノが魔法少女だったなんて知らなかった俺は、あの子から必死に逃げ回っている
作者
( ´-ω-)
あらすじ抜粋

日本人と外国人の親を持つ刹那は、薄金髪に青目のクオーター。イケメンであり、彼女もいる。
しかしある事を境に、自ら彼女に別れを告げた。

その彼女は、国境機関という特殊な団体に所属していた。
それを知った刹那は監視される事を嫌い、自分から別れようと決断する。
彼女と別れた次の日から、彼の周囲では不思議な出来事ばかり起こり始めていた。
そしてついに、その原因となる存在の本当の姿を目撃した刹那は……。

読者コメント抜粋

まずタイトルがインパクト大。
中身は読みやすいうえに、次に次にとページをめくりたくなってしまう程に続きが気になる。
なろう受けはしない作品だけど、ヤンデレヒロインや得体の知れない父親など、魅力的な登場人物てんこ盛り。
沢山の伏せんがあり、更に主人公がイケメン。先の読めない展開が魅力です。
全体的にかなりレベルの高い作品に思います。

神光の救世主 ー神殺し達の英雄譚ー

タイトル
神光の救世主 ー神殺し達の英雄譚ー
作者
黎鴉
あらすじ抜粋

少年は、幼い頃に家族を亡くした。 親戚間でたらい回しにされ、何故殺さなかったと願った。そんなある日、少年は天使の力を発現させた。
少年の父親は、世界から一般的に天使と言われる存在だったのだ。界を壊す、邪神とその眷属。世界を守ろうとする、天使と悪魔の子共達である、天人と魔人。少年は、一癖も二癖もある人達と出会い、絆を築く。
少年は世界を守り、世界を救う救世主となるのか。
これは、そんな世界を守る守護者達の、世界を救う、かもしれない物語。

読者コメント抜粋

理由は、単純に自分が好きだからです!

できれば沢山の読者さんの目に触れてもらいたいと思っています。

どうか、よろしくお願いします!

ザ・シークレットヒーローショー ?秘密工作員へなちょこマコの通信記録?  

タイトル
ザ・シークレットヒーローショー ?秘密工作員へなちょこマコの通信記録?
作者
夕凪 もぐら
あらすじ抜粋
 時は二〇XX年、世は不景気で就職難の時代。
彼ら彼女らはとある悪の秘密結社、国家機関アメリカ合衆国中央情報局への内定を勝ち取った。
そこで待ち受けていたのは想像を絶するような非日常であった。
化かし合うボーイミーツガール。犇めく陰謀。飛び交う銃弾。
とある秘密工作員が愛を込めて送る、涙あり、笑いあり、ぽろりありの
ノンストップ青春エンターテイメントここに開幕。
読者コメント抜粋
こちらの作品はCIAの見習いから、訓練を経て、エージェントになっていく過程が描かれています。
その中で、魅力的な女性キャラクターや、少年漫画のような展開に引き込まれます。
ですが、最も読み手を引き込む点は、込められた作者様のソウルや美学だと思います。
へなちょこな主人公が、ふとしたときに見せる勇気や、理不尽へ闘おうとする心、仲間を守りたいという気持ち。
主人公は、決して幸せではありません。展開も少しハードです。
でも、そう言ったものを目にしたとき、読み手と主人公が一体になるかのような気持ちになれるのです。
ひっそりと連載されてい る作品ですが、この作品をもっとたくさんの方に読んで欲しいと思います。

恋するプリンセス ~恋をしてはいけないあなたに恋をしました~

タイトル
恋するプリンセス ~恋をしてはいけないあなたに恋をしました~
作者
桔梗
あらすじ抜粋
 エリー王女が好きになった相手は側近のレイ。
片思いの末に想いが通じ合い、そして禁断の関係を結ぶ。
身分差の恋に苦悩する二人。 しかし、恋をしてはいけない理由はそれだけではなかった……。
このもう一つの理由によって二人は引き裂かれ、事件を巻き起こす。 国と国との陰謀。 剣と魔法の戦い。
次々と襲いかかる試練。 この数々の試練によって王女は少しずつ成長していく。
そして、エリー王女の恋の結末は……?
読者コメント抜粋

剣と魔法の王道恋愛ファンタジー!  キャラクターが魅力的。多彩な登場人物が登場するにも関わらず、 それぞれに歩んできた人生があり、思いや信念があり、成長があり、 個性が際立って生き生きと描かれているのが素晴らしい。 内面描写がしっかりしていて、感情移入できます。
中でもエリー王女が素敵。素直で純真で優しく前向きで、 どんな困難にあっても常に人を信じて成長していこうとする、 そんな彼女が愛しくて、寄り添うように読み進められます。 まるで登場人物と共に恋をして、冒険をして、国の行く末を 見届けたような感じがします。読後は一編の大河小説を 読み終えたような気分です。
そして国と国との関係、陰謀、広い世界を感じられる壮大な ストーリーは緻密に編みこまれていて圧巻。次々と巻き起こる 波乱の展開は読者を惹き込みます。 恋愛だけでなく、剣と魔法のファンタジー要素も盛りだくさんです

うたかた勇者 ~キズナの剣と未完のつがい~

タイトル
うたかた勇者 ~キズナの剣と未完のつがい~
作者
降壱夜(すし屋の赤だし)
あらすじ抜粋
 救世主として異世界に召喚された少女、ユウト。
彼女は悪帝を倒す教育を受けるもの、決戦で逃げ出して以来、隠れて暮らしていた。
そんなある日、新しい救世主のパーティにうっかり遭遇した彼女は、素性を隠して離れようとするが――
むしろ懐かれてしまうのである。
汪祢と日本を天秤にかけて、ユウトの気持ちが揺れ動く中――悪帝を滅ぼさんとする救世主一行に、敵が襲いかかる!

これは救世主を放棄した少女の、異世界旅譚。

※途中鬱表現もありますが、おおむねハッピーになるはず……。←
読者コメント抜粋

転生物の和風ファンタジーで、転生先の世界で一度失敗した後に成り上がるお話です。 現在の世界との関わりも交え、よく考えられた話だと思います。 また、描写も的確で、綺麗なのにわかりやすく、読みやすく、スラスラ読めました。 文庫にもちょうどまとめやすい量ではないでしょうか。是非とも評価されていただきたい作品だと思い、推薦させていただきます。

魔女的エクアージュ~悪役令嬢が失恋の腹いせで世界を破滅させる物語~

タイトル
魔女的エクアージュ~悪役令嬢が失恋の腹いせで世界を破滅させる物語~
作者
由斐レギナ
あらすじ抜粋
 科学が繁栄した世界。主人公のユイは、学園の人気者であるルキノに告白するも、無残な形でフラれてしまう。
その晩、途方に暮れていると、突如噴水の中から、便所サンダルの美青年が言う。
「魔法の力で世界を破滅させてみないか?」
翌日も、教室で告白したことで虐められるわ、便所サンダル男のせいで化け物呼ばわりされるわ、親友には裏切られるわ――こんな私に優しくない世界なんて、破滅させてやるっ!
腹黒い奴らの複雑な恋愛模様と、世界滅亡への道筋が絡み合うダーク恋愛ファンタジー!
読者コメント抜粋

「小説家になろう」内では初投稿のようですが、
貫禄のある筆力で、無駄のない文章が大変読みやすく、 感情豊かな登場人物が活き活きとしております。
またキャラクター達はただ物語に流されているわけではなく、 作中でしっかりと意志を持ち、真剣にぶつかりあうところに 好感が持てるのと同時に、生きた物語を感じました。 数多の作品でせめぎあうポータルサイトで埋没させては
勿体ない作品だと思いますので、ぜひ「作品ピックアップ」にて より多くの目に留まるようお力添えをよろしくお願い致します。



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