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『読者が主役』というコンセプトのもと、『第7回ネット小説大賞』と併催となったネットレビュー大賞。
作品への愛が前面に出たレビューや、興味を持たせることを目的に技巧を凝らしたレビューなど、
たくさんのご応募誠にありがとうございます。
審査の結果、次のレビューが入賞となりました!
小さな『花』があった。冬に咲く、季節外れな小さな『花』
その『花』は、より大きく、美しく咲けたはずなのに。
だから主人公は、憐憫の気持ちを込めて、『花』に話しかけた。自分の姿を重ねるように。
驚くべきことに『花』が返事をした。だから聞いてみた。『花』の気持ちを。
主人公と『花』が語りあって紐解かれた『花』の本音とは……?
そして主人公に訪れる気持ちの変化とは……?
五分で読めてしまいます。是非本編でご確認下さい。
本作は、悲劇的かつ衝撃的な展開から幕を開ける。
世の理不尽に晒されながら懸命に生きる孤児たちはしかし、たった一つの間違いによってすべてを奪われてしまう。
惨劇を目の前に、覚醒した少女の力は、やがて大陸全土を戦火の炎で包み込んでいく。
スラムでの生活から一転国家転覆へ、少女の純粋な想いが壮大に広がっていくその様子は、多くの読み手を物語に惹き込んだことだろう。
緻密な設定の上に編まれた重厚な世界観でありながら、決して文体は重すぎず、読みやすい。
とても完成度が高いと文章だと感じた。
そして登場するキャラクターは誰もが明確な意志を持ち、作品の世界に息づいている。
その様が高いレベルで表現されているからこそ、物語の厚みが増し、巻き起こる対立・戦い一つ一つがきちんとした意味を持つのだろう。
稀に見る本格派ファンタジー。是非一読して、この物語を読み解いてみて欲しい。
きっと魅了されるに違いない。
『私の目が見えるうちに乳首見せてほしい』
好きな人にいわれりゃ考えざるを得ないが相手は子供で女子高生。
我らが小雀姐さんは天才だ。天才だから周りの事なんてわかっていないし、好きな事以外には目にもはいりゃしない。
人間国宝の師匠だって平気でいじる。まるでなろうの読者じゃないか。
恋は盲目と言うけれど本当に目が見えなくなるなんてな小雀姐さん、目が見えるうちに好きな人の笑顔をみたいと大暴走、家宅侵入を果たすなんてあんた落語家になれるシャレっぷりだよ。
落語家にされました。今では小粋なかけあいを師匠と言い合う仲に。
いや、恋人とかけあいたかった。何をと聞くな。未成年で拒否られた。
小説世界は見えないから書くしかない。
落語の江戸は観たことないから心に描くしかない。
恋が盲目おれらもめくら。見えない未来に瞠目の一席は必見ですよ。
輪廻と転生。不幸にも二人は結合双生児として生を受ける。だが彼らの本当の不幸は、その出生ではなかった。
何度も生まれ変わり、互いに殺し合う運命。ある時は現代日本、ある時は12世紀の西ヨーロッパ、ある時は元寇の脅威に晒された鎌倉時代末期等々。
お互いの持つ特殊能力によって、それぞれのシーンで活躍する二人。純粋な悪と神聖な心の対峙と思いきや、二人はそこまで単純ではないようだ。
人知を超えた二人の共存と殺し合い。そして千年経った今、二人の関係は新たな進展を迎えるのかどうなのか。
書籍化した人気小説を読んでいる錯覚に陥りそうな、とても綿密に作り上げられた内容と、それなのに読み易く飽きがこない展開で、とても面白い、良作です。
この作品を開くと、まず最初にとても爽やかでインパクト充分な表紙絵が目に入ります。
この絵は作品世界を存分に表現していて、それだけでも素晴らしいのだけれど、物語を読み終わってからもう一度ぜひ見直していただきたい。
読後に見ると最初には気づかなかった描写が目に入り、涙がじんわり滲むほどの世界に見えてきます。
そして作品世界。
作者様の筆致は爽やかで軽やかで、それでいてしみじみとした感情を呼び起こすような、物語の世界観にぴったりの素晴らしいものでした。
地味な"ボク"と真冬生まれの美少女、真夏ちゃん。そんな二人が織り成す少し切なくて爽やかなお話です。
物語のラストも、(ネタバレになると困るので詳細は伏せますが)こういう場面で終わるのが大好きです。
素晴らしい作品をありがとうございました。
本エッセイの著者、『宅女』の石河翠さんは上海に住んでおられたとのこと。
帰国してウン年。
石河さんは、再度、中国語を学びはじめます。
『老师』は『腐女』の留学生。
『人造美女』ではない、色白美人の『美女』です。
彼女の授業は型破りで面白い。
中国でも『光之美少女』は人気だとか、『老师』の『牛郎店』通い疑惑が出てくるとか、飽きません。
そんなユカイな授業ですが、突然『捣乱』に陥ります。
悪気はなさそうですが、文化の違いというか、いかにもな展開ですね……
最後にひと言。
石河さんの『老公』は幸せだろうなと思います。
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