HIROKAZU/『異世界に来たけど、生活魔法しか使えません』 @マッグガーデン
第10回ネット小説大賞において『異世界に来たけど、生活魔法しか使えません』で
受賞となった梨香先生に独占インタビューを敢行!
前半では『受賞作の見どころ』、後半では『小説を書くときのコツ』などを伺いました!
ぜひ最後まで読んでみてください♪
転生先は貧乏貴族!?
可愛い弟たちのため、才能を生かして学園生活を送ります!日本でOLをしていた青山薫は、ある日目覚めるとグレンジャー子爵家の長女ペイシェンスに転生していた。
貧乏な生活に不便な思いをするペイシェンスだったが、授かった生活魔法を活かして徐々に環境を改善していく。
10歳になったペイシェンスは、王立学園の寮に入るため可愛い弟たちとお別れに……。
しかし、そこでも生活魔法や前世の知識を生かして成り上がってゆく――!
教師からも才能を褒められ順調に進んでいく学園生活だったが、あるとき王妃から厄介な手紙が届き……。
可愛い弟たちの健やかな成長と、家の復興のゆくえ、そして同じクラスの意地悪王子との関係や如何に!?
――――梨香先生、この度は受賞おめでとうございます! ネット小説大賞にはいつ頃からご参加いただいていたのでしょうか?
ありがとうございます! ネット小説大賞は第10回のコンテストよりずっと前から知っていて、毎年お祭りのような感覚で応募していました。
――――梨香先生は、ほかコンテストでの受賞経験もありますよね!
そうですね、『魔法学校の落ちこぼれ』をアルファポリスさんからファンタジー大賞を受賞しています。
――――今回の受賞作『異世界に来たけど、生活魔法しか使えません』ですが、「◎◎しか使えない」という縛りのあるタイトルからは想像もできないほど物語に広がりがある作品ですよね……!
この作品を描こうと思ったきっかけなどがあれば、教えてください。
『生活魔法』って不思議な魔法だな~と以前からと思っていたことですかね。お掃除をしたり、火をだしたり……実はいろんなことができるすごい魔法なのでは?と思ったんです。
それで今回の作品は、超人的な力を持っていない平凡なOLが異世界に転生して、『生活魔法』という地味な魔法を頼りに生活していく物語を書きたいと思いました。
――――いよいよ12月09日が発売日ですね! 第1巻と『小説家になろう』版との違いを教えてください。
――――最後にファンの皆さんや、本作が気になっている方に向けてのメッセージがあればお願いします。
この物語は、日本の平凡なOLだった主人公が異世界の貧乏な貴族に転生してしまい、チート能力もないなか、可愛い弟たちのために奮闘していくサクセスストーリーのような物語です!
また、はじめは小さくて何もできなかった弟たちが成長していく物語でもあります。
弟たちにご飯を食べさせてあげたい、自立して生きていきたい……そんな想いをもった主人公を、どうか温かく見守っていただけると嬉しいです。
梨香先生、受賞コメントをありがとうございました!
このあとの後編では『小説の書き方』を伺っていきます!
――――『小説家になろう』で連載するにあたって、毎日どれくらいの時間を使われていますか?
だいたい毎日2時間くらいですね。いただいた感想に返信を書いたりする時間も、毎日一時間くらい取っています!
感想にお返事をするのが難しかった時期には、感想欄を閉じようかなと思ったこともあったのですが、簡単にでもお返しできたら喜んでいただけるんじゃないかな、と思ってずっと続けています。
――――感想の返信に1時間……!? でも、感想をいただけるとモチベーションになりますよね!
そうですね、連載を始めた最初の3ヵ月くらいはなかなか感想もつかなかったので、今はモチベーションを貰えてありがたいですね。「毎日昼休みに読んでいます」とか「また一から読んでいます」と言っていただけたりすると、すごく嬉しいです。
――――書籍化するため、なろうで人気連載にするために意識していることはありますか?
『小説家になろう』での毎日更新を、本作で初めてやってみました。10話くらい書き貯めてから連載をスタートして、お昼の12:00に更新するようにしていましたね。
決まった時間に更新していると、読者の方も合わせて見に来ていただけあるので良いのかなと思います。
あとは、いろんな作品を読むことで「今こう言うのが面白いんだな」というのをインプットするようにしています。ランキングに上位になっている作品も参考になりますね。
――――毎日更新をされていたとのことですが、執筆に詰まることはありますか?
書けない時は書けないで仕方ないと思うので、漫画を読んだりゲームをしてみたり、インプットをする時間を大事にしています!
――――文章を書くときに気を付けていることはありますか?
同じ文末が続かないようには気を付けていますね。
それから、本作で初めて長編を一人称で書いてみました。
一人称の場合、情景描写はしづらかったんですけど、本人がどう思っているかという心理描写は書きやすかったですね。ただ、場面転換は三人称の方がやりやすいので、使い分けが大切だなと思います。
梨香先生、この度はロングインタビューをありがとうございました!
12月9日に発売される『異世界に来たけど、生活魔法しか使えません』。連載をぜひチェックしてくださいね!