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【当麻月菜先生】受賞者インタビュー『恋する王子は不遇令嬢を所望する 竜の魔法が導く溺愛ルート』|作品の見どころ・小説の書き方

恋する王子は不遇令嬢を所望する 竜の魔法が導く溺愛ルート/イラスト:三月 リヒト 

 

第10回ネット小説大賞において『恋する王子は不遇令嬢を所望する 竜の魔法が導く溺愛ルート』で
受賞となった当麻月菜先生に独占インタビューを敢行!

前半では『受賞作の見どころ』を、後半では『小説を書くときのコツ』などを伺いました!
ぜひ最後まで読んでみてください♪

    

受賞作品のご紹介

“竜に祝福された”コンティノア国が舞台の、3組の甘いラブストーリー❤

「お父様と違う髪の色、瞳……」
たったそれだけのことを理由に冷遇されて育ったティーナの待遇は、ある晩の夜会に“本当の娘”を名乗る少女・シャシェが現れたことで、苛烈さを増す!
そして婚約者とも疎遠になり、誰にも愛されなかった失意のなか、18歳で病死してしまう。
――しかし、何かに呼び起こされて目を覚ませば、そこはシャシェが初めて現れた夜会で!?
「こんな茶番、5分で終わらせてやる」
一度目の人生では見たことのない、婚約者・第3王子のカルオットの強い眼差し。
ティーナに起こった不思議な“時の巻き戻り”には、王家の血を引く者だけが持つ『竜の魔法』が関わっているようで……。

そのほか、自由奔放な姫・リシャーナと異国の青年・デイニスの出逢いと波乱、王国の初代王と妃の秘密を描いた“誰も知らない”愛と奇跡など、『竜の魔法』にまつわる運命の恋人たちを描く新規書き下ろしエピソードをたっぷり収録!

 

Amazon『恋する王子は不遇令嬢を所望する 竜の魔法が導く溺愛ルート

 

 

 

――――第10回ネット小説大賞の受賞、おめでとうございます!入賞と知った時は、どのようなお気持ちでしたか?

当麻月菜先生

高額な宝くじに当たったような感覚で……すごくビックリしました(笑)! 

第9回が開催されたときからコンテスト自体は気になっていたのですが、応募できる作品が手元になかったので、第10回では書いていた作品をすべて出しました。お祭りに参加するような感覚で応募していたので、まさか自分がという気持ちでしたが、本当に嬉しいです!

 

――――受賞作『恋する王子は不遇令嬢を所望する 竜の魔法が導く溺愛ルート』は、小説家になろうでは「たった5分で終わった復讐劇」というタイトルでしたね。タイトルのインパクトが大きい作品ですが、どのように決められたのですか?

当麻月菜先生

ありがとうございます。実はこの作品は短編だったこともあり、タイトルは物語を書きだす前にすぐ決まりました。

自分の人生を考えてみても「データを上書きしとけば消えなかったのに」「コップを動かしておけば割れずに済んだのに」といったように、小さなことでもたった5分で何かが変えられることって多いなと思って、このタイトルになりました。

 

 ――――まさに「たった5分でこんなに物語が変わるなんて!」という、短編ながらまさかの展開がある作品ですよね! 13,000文字と受賞作のなかでも短い作品でしたが、書籍化にあたってどのように1冊のボリュームになったのでしょうか?

当麻月菜先生

1つの物語の文字数を増やして長編にするのか、それとも短編集のようにするのかなど、担当編集さんと相談しながら決めていきました。

10月21日に発売される本書では、書き下ろしを含めて3つの連作短編集となっています!

 

 ――――実は発売予定の本を拝読させていただいたのですが、3つの短編で登場するヒーローとヒロインの3組が表紙に描かれていますね!

当麻月菜先生

イラストをご担当いただいた三月リヒト先生にありがとうございます!とお伝えしたいです。「この表紙にすべてが詰まっている!」というくらい素敵に仕上げていただきました。

 

 

 ――――「たった5分で終わった復讐劇」のティーナ(ヒロイン)とカルオット(ヒーロー)が手前に描かれていますね! 先生から見て二人は、どんなキャラクターでしょうか?

当麻月菜先生

真心という気持ちを文章にしたいと思って描いたキャラクターでした。二人とも不器用だけど、誰かを思う気持ちをお互い持っています。

読み終えたときに自分の大切な人を思い出していただいて、その方を大事にしていただけたら嬉しいです!

 

 ――――最後に、ファンの皆様や作品が気になっている方々に一言いただけると嬉しいです!

当麻月菜先生

小説家になろうの『たった5分で終わった復讐劇』から、書籍ではタイトルが変わって『恋する王子は不遇令嬢を所望する 竜の魔法が導く溺愛ルート』になります。

本書は“竜に祝福された”コンティノア国を舞台に、竜の魔法にまつわる3つの物語で構成されています。同じテーマのお話なので長編としても楽しんでいただけますし、別々の物語としても楽しんでいただけると思います!

ぜひ読んでいただけると嬉しいです!

 


 

 

――――物語を書くとき、完結をさせるのが難しいという悩みを抱えている方が多いようです。当麻先生が工夫されていることはありますか?

当麻月菜先生

私の場合は、最終章だけ先に書いておきます。結局のところ7割くらいは書き直しになるんですが、先に結末さえ書いておけば「これを掲載すればいつでも完結できる!」という一つの保険になるので、肩の力を抜いて書けます(笑)。

 

――――それは画期的な方法です……! 当麻先生は、執筆に詰まることはありますか?

当麻月菜先生

しょっちゅうあります! でも、煮詰まるときには物語に矛盾があったり、書くことに夢中になってしまって物語が面白くなくなっている時だと思っています。

だからこそ、煮詰まった時には物語を読み返すようにしていますね。

 

――――執筆前に設定はどこまで決められていますか?

当麻月菜先生

私の場合は、綿密に決めておくというよりは、物語を書き進めるときに想像する隙間を残しておきます。事前に調べつくしてしまうとそれだけで満足してしまうので、モチベーション維持になります(笑)。

 

――――文章を書かれるときに、意識していること、注意していることはありますか?

当麻月菜先生

執筆していて、自信がないときに接続詞を何度も使ってしまう癖があるので、できるだけ使わないように意識しています。

あとは心理描写をするとき、読者にとって「こうあってほしい!」と思えるような、理想の男性(ヒーロー)の心理ってなんだろう?という視点を意識して書いています。

 

――――そのほか、次回のネット小説大賞応募者にアドバイスがあればいただけますと嬉しいです。

当麻月菜先生

応募資格は人生で一回しかないわけではないので、どんどん応募してチャレンジしてみてほしいです!

応募するために書いていくことで執筆スキルは上がっていくものだと思うので、恥ずかしがらず、ぜひ機会があればチャレンジしてみてください。

 

当麻先生の作品が短編で受賞されたことで、勇気づけられた作家さんもいらっしゃると思います! この度はロングインタビューをありがとうございました!

10月21日に出される『恋する王子は不遇令嬢を所望する 竜の魔法が導く溺愛ルート』。発売を心より楽しみにしております!

 

 

 

 

    

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