著者コメント

     このお話の主人公について語らせていただきます。

     この話の主人公「星屑」は、清々しくて正義感が強く、全てに対して誠実で、仁義を重んじ情に厚く、何より人を愛し、正々堂々と常に王道を行く、そんな主人公然とした男…………などでは全くありません。

     星屑という人間は、禍々しくて邪悪感が酷く、万事に対して不実をはたらき、快楽を優先し情欲に熱く、何より美少女を愛し、卑劣上等と邪道を行く………… そんな悪魔みたいな漢です。

     だけど、そんな彼にも、一つだけ見習うべきところがあります。

     それは、「自分に正直」であるという、その一点です。

     クソ野郎なら、クソ野郎でいいではないですか。

     それで、いいではないでしょうか?

     そんな、このお話のテーマは「人はもっと自由に生きていい」です。

     どうぞ、星屑が織りなす一世一代のピカレスクファンタジーをご覧ください。