著者 | しろ卯 |
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イラスト | 睦月ムンク |
生まれつき体に鱗を持つ令嬢・シンシアは、
世間から隠されるように育てられ、
肉親にさえ蔑まれる日々を送っていた。
そんな中、シンシアはとある夜会で
顔に傷を負った仮面の青年・チェスターと出会う。
人混みを避けるようにして出会った二人だが、
実はチェスターは戦で功績を挙げ、
体を負傷しながらも生還したこの国の第一王子だった。
その夜会から数日後。
シンシアは登城の命を受け、
チェスターより侍女として働いてほしいと誘いを受ける。
初めは鱗を隠しながらチェスターに仕えるシンシアだったが、
お互いの心は徐々に近付いていき──