【重要】二次選考通過作品発表
コンテストにご応募いただきまして、まことにありがとうございます。
ネット小説大賞、二次選考通過作品68タイトルを発表いたします。
【二次選考通過作品 総評】
一次選考を通過した作品は既に一定の基準を持っている作品であり、「文章の読みやすさ」「設定の面白さ、わかりやすさ」「キャラクターが魅力的か」「序盤がだらだらしていないか」「先を読みたいと思わせてくれるか」「会話のテンポがいいか」といった、基礎的な文章力や、読者をつかむ能力を持った作品であるということは一次選考でお伝えした通りです。
二次選考においてはそこから一歩踏み出した『序盤の期待感を中盤以降も続けられているか』『キャラクターの魅力が全面に出ており、そのキャラクターを追いかけるためにページをめくりたくなるか』『市場に存在する読者を意識し、読者をひきつけるために短期間に展開を盛り込みつつ、全体の流れに無理が出ていないか』、といった『一度つかんだ読者を離さないか』といったことをメインに選考いたしました。
小説賞等で講評を発表しますと『自分の作品のどこがだめだった』といった話題になりがちですが、一次選考通過後の、書籍化という前提で考えれば『すべてが高次元で突き抜けた作品』が通過するのは当然としまして、『だめなところがない小さくまとまった』作品よりも『全体的に荒いが、一ヶ所強烈な魅力を持った作品』に、選出者にしろ、読者にしろ、より高い評価が出る部分がございます。
ではそういった『強烈な魅力ある』作品をつくるためにはどうすればいいのでしょうか。
永遠の課題であり、正解は存在しない問いであると思いますが、あくまで編集者ではなく、ひとりのコンテスト運営者の立場から述べさせていただきますと、一次選考総評で申し上げました通り、『著者自身の、読者にとって共感できる部分が出ているか』といった側面があると考えます。
これは小説に限った話ではないですが、あらゆるクリエイティブ業界において、インプットを続けていかないと、どうしても徐々に『今、小説を読む層』の考えから離れていきます。
決して倣うわけではなく、インプットを続け『自分を含む読者が期待するニーズ』、『自分を含む読者が持つ現状への物足りなさ』といった点といったものを把握していくことが、数多ある方法のひとつであると考えております。
作品ジャンルを見ますと、異世界以外のジャンルも相当にふえてきたように感じられます。
『小説家になろう』においては異世界転生系を好む読者が多いということは予想されることであり、今回の選考を含めて多くの読者をひきつける作品があることは事実でありますが、実際の書店では、必ずしもWebサイトの順位通りに読者が購入するわけではありません。
前述の通り、読者を意識しない作品はNGですが、必ずしも人気ジャンルの作品のみが書籍化されるわけではありません。このコンテストを含め、コンテストが皆様が新しい作品にふれる機会になれればと考えております。
書籍化確定作品発表は5月27日13時から放送予定である、『小説家になろう公式生放送公開収録』にて発表いたします。約20タイトルが書籍化作品として発表予定となっております。(作品数は変更される可能性がございます)
当日はニコニコ生放送他、会場での観覧も可能となっております。
昨年10月から半年以上にわたってお届けした当コンテストの大きな節目となりますので、お時間に都合のつく方はぜひご視聴・ご観覧くださいませ。
※「ネット小説大賞」は「モーニングスター大賞」以外との重複応募を禁止しております。
今回通過した方で他コンテストのキーワードをつけられている方は、
キーワードを外していただきますようよろしくお願いいたします。
継続してつけられておりますと、最終的に受賞することはございませんのでご了承ください。
※想定以上のご希望をいただき、御待たせしております感想付けに関しましても、当コンテスト終了まで(6月下旬まで)継続させていただきます。
今回惜しくも落選してしまった方も、総評をもとにぜひ作品を書く・読むことを続けてください。
※感想をつけられた方へお送りする特典については、随時反映させていただきます。
少々お待ちいただきますようよろしくお願いいたします。
【お詫び】馬頭鬼様作、「ンディアナガル殲記」に関しまして、
弊社手違いにより、本来なら一次選考通過のところ誤って落選扱いとなっておりました。
著者様ご本人にご説明のうえ、二次選考にて復活対応をとらせていただいております。
ご迷惑をおかけしてしまいまことに申し訳ございませんでした。
>>一次選考総評はこちら