猫探偵はタマネギをかじる ニャーロック・ニャームズの名推理

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2019.5.14

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2019.5.14

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Story

野良猫として流浪していたニャトソンは、鰹が丘という街で理知的な猫・ニャームズと出会う。見事な推理をする彼に導かれ、・ハリモトフジンに飼われることになったニャトソンは、キャッという間にニャームズのもとへ舞い込む事件に巻き込まれていく。動物たちの目を通して見ると、人間の世界は複雑怪奇に思えてくる。クールなニャームズと、語り部のニャトソンが贈る、ユーモアたっぷりの動物ミステリー。

登場人物

キャラクターイラスト
ニャーロック・ニャームズ(パイプの方)
猫界ナンバーワンの頭脳と強力な猫パンチ力を持つニャー探偵。コラットという品種のオスである。周囲に“壁”を作るので近寄りがたい雰囲気がある。猫には有毒なチョコとタマネギをこっそりかじっているらしい。
ニャトソン(杖の方)
流浪の野良猫(本当は元家猫)だったが、ニャームズに出会ったことでハリモトフジンに飼われることになる。おとぼけ顔で、体はふっくらした雑種の茶トラ猫。すこし怖がりなところがあるが、人情に厚い。猫なのに。
キャラクターイラスト
ハリモトフジン
鰹が丘のアパートに住む女子大生。地域に住む猫に優しく、飼い猫であるニャームズ、ニャトソン以外の猫の世話も焼いている。美人ではあるが、いつもパンティ一枚で過ごすなどズボラなところがある残念な性格。
キャラクターイラスト
ケーブ
動物界の事件を取り締まる「ドーサツ」の任務に就いているミニチュアシュナウザー。おりこうさんではあるのだが、せっかちで早口。事件があると、ヘッドスライディングで猫用玄関に飛び込んでくる。
猫探偵はタマネギをかじる ニャーロック・ニャームズの名推理

2019年5月10日(金) 発売!

著者プロフィール

ヒロモトHiromoto
昭和61年、どこかしらの猫と共に生まれる。「文字なら書ける」という安直な発想から2013年より「小説家になろう」にて活動開始。2018年、本作にて第6回ネット小説大賞を受賞する。猫とし猫る者よ。集え!

著者コメント

この小説の魅力。それは『掘られてそうで掘られていない水脈を見事堀当てた』所ではないでしょうか? 猫は人間の探偵のサポートではない。猫の世界だけで物語は完結しない。でもしっかり人間を巻き込む。……新しくないですか? 新しくても面白くなければ意味がない? 大丈夫!
この物語は面白い!
(嗚呼……ビッグマウスが過ぎただろうか?)